小児用ポリオ感染の患者様の施術のご紹介
2018年1月26日
マッサージ師の太田です。
今回は小児用ポリオ感染の患者様の施術のご紹介をします。
◎小児用ポリオ感染とは・・・突然、足が麻痺してしまう病気があります。昔は「小児まひ」と呼ばれていました。正式には急性灰白髄炎と言って、英語名から「ポリオ」と呼んでいます。 この灰白髄は脊髄の中の運動神経の集まった場所。脊髄の中の運動神経がポリオウイルスによって破壊されるために、様々な症状が出ます。ポリオウイルスに感染しても、すべてポリオになるわけではなく10人中9人は不顕性感染と言って必ずしも症状が出ないので、ポリオウイルスに感染してもポリオになりません。残りの10人に1人は、風邪のような症状が見られます。 さらにポリオウイルスに感染した1000人の中で1人は四肢の麻痺がおこってきます。例えば入院中に解熱した時に、足を急に動かさなくなりました。このように、熱が下がってから麻痺の症状が出てくることが多いと言われています。歩くことのできる子どもは歩かないという症状ですが、乳児であれば、母親は、おむつを替える時に足がダランとしていることで気づきます。麻痺になってしまうと、その約半数が後遺症として、筋肉が固くなったり、歩けなくなったりします。麻痺の部分は個人差があります。片足、両足であったり様々です。
◎患者様の状態と施術・・・この患者様は、ポリオにより跛行となっております。足関節伸展位、股関節伸展位優位となっており車椅子を押しての歩行しか行えません。
全身に筋緊張がみられる為全身のマッサージにより緊張緩和を促します。下肢のコントロールが上手く行えない傾向の為、下肢の筋力訓練も行なっていきます。
◎患者様のお言葉・・・日ごとに緊張部位に変動がある為、「マッサージの後は体が軽くなる」「よく眠れる」などのお言葉をいただいております。
訪問マッサージひまわりでは随時無料体験を行っています。マッサージ興味はあるが利用の仕方わからない、どんなことを施術をされるかわからないなど疑問や不安をお持ちの方はぜひ無料体験を受けていただくことをお勧めいたします。少しでも良くなる様に、一緒に頑張って行きましょう!
タグ: 小児用ポリオ感染
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