パーキンソン病 リハビリ
2014年8月1日
パーキンソン病のリハビリ
★パーキンソン病とは
パーキンソン病とは、中高年期に発症し、手足の震えや体のこわばりを特徴とする神経変性疾患です。緩徐に進行します。
黒質緻密層の変性が起こると基底核の運動統御機構の破綻を生じて振戦、筋固縮、寡動・無動、姿勢反射障害を呈するパーキンソニズムと呼ばれる特有の運動障害を発症します。
症状
初発症状は一側性の手足のふるえ、歩行時の足の引きずりなどがあります。
症状はゆっくりと進行し、通常、左右一側の振戦、筋固縮、動作緩慢で始まり、「小刻み歩行」や前傾姿勢など両側性障害に移行します。
安静時の振戦は規則的なふるえで、随意運動により減弱消失します。姿勢反射障害は歩き出すと途中から小走りになったり、軽く押されるとその方向へ突進したりする「突進歩行」もみられます。
「小刻み歩行」、「前傾姿勢」をみせます。また動作の開始に時間がかかり、開始してもゆっくりでしか動作ができない現象が起こります(無動)。
歩行時の自然な腕振りがなく,上半身とともに固まって見える「腕振り減少」もみられます。
他にも仮面様顔貌や脂顔、流涎、多汗、便秘、四肢の循環障害による冷えなどの自律神経症状や抑うつ、不眠などの精神症状を伴うこともあります。
★リハビリ
リハビリは運動療法を中心に行います。内容として歩行訓練、姿勢の矯正、方向転換の訓練、症状緩和を目的としたマッサージなどを行います。
特に下半身の運動を中心に行います。パーキンソン病が進むと足の動きが悪くなり転びやすくなります。ちょっとした段差につまづき転倒し骨折してしまい、寝たきりになってしまうという方も少なくありません。
そこで、布団や机、壁などを利用して硬くなりやすい筋肉や関節を動かすようにしましょう。
例えば・・・
★布団の上で仰向きになり、自転車を漕ぐように足を動かしたり、両膝を曲げて左右に捻ります。
★立位が取れる場合は、壁に手をつきふくらはぎや太ももの裏の筋肉を伸ばします。または、自分の腰程度の高さの机や台に手をつき、立ったりしゃがんだりして屈伸運動をします。
★歩行ができる場合には、手足を大きく前後に振り、「1,2.1,2」などの号令をかけながら足踏みします。
立位をとる場合には、突然ふらついたりして転倒する恐れがあります。必ずご家族などの介助がある際に行ってください。
リハビリは症状を緩和し、ADL(※ADLとは、日常生活動作の略で、起居、移動、食事、更衣、整容、トイレの各動作およびコミュニケーションから成る日常生活に最小限必要と考えられる動作のこと)を可能な限り良好に維持するために行います。
★ 訪問マッサージひまわりで行える事!
パーキンソン病の患者さんに対してのマッサージ施術は、かたくなった筋肉をほぐしたり、現在困っている動作について、出来る限り残存している機能を使える様にリハビリを行っています。
一人一人症状が違うので、その方に合った施術をおこないます。
タグ: リハビリ パーキンソン病
Posted by 訪問マッサージひまわり at 09:55 / 病名 パーキンソン病 リハビリ はコメントを受け付けていません
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