一過性脳虚血発作 リハビリ
2015年1月6日
一過性脳虚血発作とは
一過性脳虚血発作とは、動脈硬化のある血管にできた血栓がはがれて、脳内の細動脈に一時的に詰まることで血管閉塞や血流減少などの血行障害が起き、それによって起こった脳神経障害で、数分~数時間で症状が改善するものをいいます。
症状が早期に改善するのは、原因となった血栓が溶解されて血行が正常に戻るためです。
一過性脳虚血発作は、脳卒中の一種で、手、足、半身の麻痺やしびれ、軽度の言語障害などを起こします。
危険因子として、高血圧、糖尿病など動脈硬化を起こすものがあります。
症状
症状としては、ふらふらする、まっすぐ歩けない、手、足、半身のしびれ・麻痺、つまずきやすい、手足から突然力がぬける、一時的に片目が見えなくなる、物が二重にみえる、言語障害、めまいなどがあります。
これらの症状は、通常数分~数時間で改善、完全に消失し、元の状態に戻ります。
しかし、一度一過性脳虚血発作により脳の血流が滞ると再び起こりやすくなります。
症状が消失しても放置してはいけない理由
一過性脳虚血発作を発症した場合、そのまま放置すると3か月以内に15~20%の方が脳梗塞を発症するとされています。さらに、その半数は一過性脳虚血発作を起こしてから数日以内(特に48時間以内が危ない)に脳梗塞を発症すると言われています。
これらの症状が出現した場合は、早期に医師の診断を受けましょう。
リハビリ
脳卒中後、リハビリテーション治療でよい成果をあげることができます。
関節拘縮の予防、床ずれ予防、沈下性肺炎の予防のための体位変換、他動的関節可動域訓練、寝返り動作訓練、床上移動訓練、移動・移乗動作訓練、立ち上がりと歩行訓練、応用歩行訓練などADL(※ADLとは、日常生活動作の略で、起居、移動、食事、更衣、整容、トイレの各動作およびコミュニケーションから成る日常生活に最小限必要と考えられる動作のこと)の向上を目的にリハビリテーションを行います。
Posted by 訪問マッサージひまわり at 18:58 / 病名 一過性脳虚血発作 リハビリ はコメントを受け付けていません
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