ギラン・バレー症候群とリハビリ

2016年5月17日

こんにちは。マッサージ師の太田です。
最近は初夏ですが真夏に近い暑さになってきてしまいましたね。熱中症などにはお気を付け下さい。

今回はギラン・バレー症候群の利用者さんの様子を紹介いたします。

ギラン・バレー症候群とは?

ギラン・バレー症候群とは、急性あるいは亜急性に進行する運動優位の末梢神経障害のことです。
細菌、ウイルス感染でできた自己抗体が自らの末梢神経を攻撃することで起こる自己免疫疾患だと考えられていますが、先行感染が証明されない症例の方が多いようです。

ギラン・バレー症候群は、髄鞘が障害される脱髄型と、軸索そのものが障害される軸索傷害型、両方が障害される混合型に分類されます。

運動麻痺症状が主体で、呼吸器系、消化器系を障害します。従来、脱髄型が多く予後はよいとされていましたが、軸索傷害型や混合型の割合も高いことがわかり、長期的にも機能が完全には回復しない例も多いことが明らかになってきました。

わかりやすく言えば、筋肉を動かす運動神経の障害で、突然手足に力が入らなくなってしまう病気です。
手足のしびれ感も伴う場合もあります。

多くの場合、風邪などの感染の後1~2週経ってから症状を発症することが多いようです。

症状

写真初発症状として下肢の筋力低下から起こることが多く、対称性の四肢脱力と歩行困難、しばしば両側の顔面神経麻痺、外眼筋麻痺、四肢のしびれ感や感覚鈍麻を伴います。

重症になると、呼吸筋麻痺、球麻痺をきたし、頻脈、徐脈、不整脈、著明な血圧変動、薬物に対する心循環系の異常反応などの自律神経症状を呈します。呼吸麻痺をきたす場合では生命に係わります。

リハビリ

予後改善のために、リハビリテーションが重要となります。筋力低下に対しての筋力強化、筋萎縮、関節拘縮の予防を目的としたマッサージ、鍼灸治療、寝たきりによる褥瘡の予防のための体位変換、自律神経障害がある場合はその管理も行います。

早期にリハビリを開始することで手足の機能回復が早くなります。
今回の利用者様はこの病気を発症された際、医師からは「寝たきりになる」と宣告をされたそうです。
しかし、利用者様はそれに反発し、「逆に動けるようになってやる」とものすごい意志でリハビリに取り組まれてきたそうです。
早期にリハビリを行ったことで現在では日常動作はほとんど自力で行えるようになっています。
麻痺した手足の機能の回復は、早期からリハビリを行えばどんどん回復していきます。
しかし、寝たきりになってしまうなど体を動かさない状態である程度時間が過ぎてからリハビリを開始すると、身体機能の改善が思うようにいかない場合があります。

利用者様はハードなリハビリを行うため、筋疲労が強くリハビリ後に体を動かすことがかなりつらいようです。
その為、それを少しでも改善したいと訪問マッサージを利用していただいております。
今ではマッサージがあることでリハビリに専念することが出来ると言っていただいております。

体の機能の早期回復のために訪問マッサージを利用してみてはいかがでしょうか?

訪問マッサージひまわりでは随時無料体験を実施しております。
もし興味があるかたはぜひ体験してみていただく事をお勧めします。


タグ:

Posted by 訪問マッサージひまわり at 16:50 / 病名 ギラン・バレー症候群とリハビリ はコメントを受け付けていません



ページの上部へ