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‘リハビリ介護の方法’ カテゴリーのアーカイブ

入浴が困難な人に行う清拭 ②準備・必要なもの

2010 年 5 月 14 日 金曜日

清拭とは、濡れたタオルなどで体を拭いてきれいにすることをいいます。
まず、清拭で使用する蒸しタオルは温かいものを用意します。
冷たいものだと、お年寄りの方も気持ち良くありません。
しかし、熱すぎるものはヤケドの危険がありますので、介助者は必ず自分で触って温度を確認するようにしましょう。
蒸しタオルは冷めないように、発砲スチロールの箱に入れふたをしたり、ビニール袋を数枚重ねたものに入れておくといいです。
蒸しタオルは、3~4枚用意してください。
蒸しタオルで拭いた後にその部分の水気を拭き取るため、乾いたバスタオルも2~3枚用意してください。
また、お年寄りの方が裸のままでいないで済むようにあらかじめ着替えは準備しておきましょう。
☆準備するもの まとめ
・蒸しタオル 3~4枚
・バスタオル 2~3枚
・着替え

入浴が困難な人に行う清拭 ①効果

2010 年 5 月 12 日 水曜日

まず、清拭とは、濡れたタオルなどで体を拭いてきれいにすることをいいます。
・介助を受ける人の体調や障害によって入浴ができない場合
・入浴と入浴の間隔が長い場合
に行います。
清拭は、入浴と同様の効果があります。
☆清拭の効果
①感染の予防
体を清潔に保つことで、皮膚からの細菌感染を防ぐことができます。
②血行促進
マッサージ効果により、血液の循環が改善し、褥瘡の予防につながります。
③拘縮予防
手足を動かすことにより、関節の拘縮を防げます。
④皮膚のチェック
全身の皮膚観察ができるので、褥瘡などの異常を早期発見できます。
⑤気分転換
介助者とのコミュニケーションや清潔になった爽快感が介助を受ける人の生きる意欲になります。

お年寄りの方の入浴後のケア 介助ポイント

2010 年 5 月 10 日 月曜日

お年寄りの方に対する入浴後のケア・チェックは大切です。
今回は、お風呂から上がった後のケア・ポイントをお話します。
☆入浴後のケア
①お風呂から上がり、脱衣場に移ったら水気を丁寧にふきとる。
 髪の毛は、服を着たらすぐに乾かすようにしましょう。
②体を洗っているときや脱衣場にいる時に、お年寄りの方の皮膚の状態をチェックする。
 ・発疹やできものの有無
 ・水ぶくれの有無
 ・傷の有無    など
普段からチェックするようにし、いつもと違う部分があるときは医師にみせるようにしましょう。
③肌が乾燥しているときは、保湿クリームや症状にあった軟膏を塗布する。
④水分補給をする。
 入浴により発汗し体の水分が減っていますので、体調に合わせてコップ1~2杯ほどの水分補給をしましょう。
⑤休息をとる
 入浴により体に負担がかかっているので、ゆっくりと休息をとり落ち着いてから移動するようにします。
 
これらは入浴後大切なケアですので、普段から行うようにしましょう。

ギャッジベッドを倒して寝るポイント

2010 年 5 月 7 日 金曜日

 
ギャッジベッドとは、分割された床板が動くことにより、起き上がり動作を補助したり、背もたれとして寄りかかるなど、介助を受ける人の必要に合わせて姿勢を変えることができるベッドのことをいいます。
ベッドを倒すと体は少しずり下がった状態になります。
そのため背中が突っ張ったような感じになり、また寝衣もしわになってしまします。
それらは褥瘡の原因にもなりますので注意しましょう。
☆ベッドを倒して寝るときのポイント
①介助を受ける人の体を横向きにする
 ずれによって背中には圧力がかかります。それは褥瘡の原因にもなりますので、一度横向きにしてずれを直すことが大切です。
②寝る位置を調節する
 体はややずれ下がっているので、枕の方向に上げるようにしましょう。
褥瘡を防ぐためにも、負担の少ない楽な姿勢にすることが大切です。

出血をしたときの対処方法は?

2010 年 3 月 9 日 火曜日

お年寄りの方は転倒時などに、なにかにぶつかったり切ったりして出血をすることがあります。
ケガの程度によりますが、少量の出血の場合は、患部を圧迫すればたいてい止まります。
ただし、大量に出血をしたときは、直ちに救急車を呼んでください。
その後、救急車が来るまでの間、「圧迫止血」を行ってください。
止血方法は、いくつかありますが、救急車が来るまでの短い時間の場合は、この圧迫止血が有効です。
圧迫止血法とは、傷口に清潔なガーゼやハンカチをあて、手のひらや指で強く押さえ続ける方法です。
※このとき受傷者の血液に触れると感染症を起こす可能性があるため、できる限りビニール(手)袋を使用するようにしてください。
出血をしている場所が、手足の場合は、心臓よりも高い位置にしましょう。
そうすることで、出血が治まりやすくなります。
短時間で大量の血液を失うとショックを起こしたり、命にかかわります。
そのため、万一の場合でも家族の方や介護者は迅速な対応ができるようにしておきましょう。

やけどをしたときの対処方法は?

2010 年 3 月 8 日 月曜日

高齢者の方は、電気ゴタツや湯たんぽ、使い捨てカイロなどによって低温やけどを起こしやすいです。
それは、加齢によって皮膚が弱くなっているためです。
やけどになったらまずは、すぐに冷やすことが大切です。
★やけどをしたときの対処方法
①患部を水で冷やす
 まず、やけどをした部位を冷やします。手や足ならば水を入れた洗面器やバケツに患部を入れ、流水をかけながら冷やします。
※やけどの部位が、直接水をかけられないところにある場合は、冷たいタオルをあてるようにます。
②体を冷やさない
やけどをした部位を冷やしている間、体も冷えてきます。体全体が冷えるのを防ぐために毛布やタオルなどをかけましょう。
まずは、やけどを起こさないようにすることが大切ですので、
お年寄りの方に、熱を発するものを使用するときは注意してください。

入浴中、浴槽でおぼれたときの対処方法は?

2010 年 3 月 6 日 土曜日

お風呂では、急激な温度の変化により意識障害を起こし、浴槽でおぼれてしまう事故が起こることがあります。
そういった事故が起こった場合は、まず、おぼれている人の顔を水面から出すことが第一です。
しかし、浴槽から体を引き上げるのはとても大変です。
ですから、万一のためにも、以下の対処方法を覚えておきましょう。
★おぼれたときの対処方法
①お風呂の栓をぬく
 まずは、栓をぬいて、水位を下げます。
②顔を上に向ける
顔を上に向け、お湯から顔を上げさせます。
③意識・呼吸の確認をする
 意識や呼吸の確認をして、浴槽から出します。直ちに救急車を呼びます。
意識がない場合は「気道確保」を。
必要ならば、心臓マッサージや人工呼吸などを行います。
おぼれてしまったときは、一刻も早い対応・処置が大切です。

食べ物がのどにつまったときの対処方法は?

2010 年 3 月 5 日 金曜日

お年寄りの方は、嚥下(飲み込む)機能が低下しており、そのため食べ物がのどにつまる事故が起こりやすいです。
まず、食べ物がのどにつまったときは、無理に飲み込ませようとしないでください。
つまったものは早急に吐かせることが大切です。
★つまったものを吐かせる方法
① のどにつまったものを指でかきだす。
片方の手の指で舌をおさえ、もう一方の手の指で食べ物をかきだします。
  入れ歯をしている場合は、外してから行います。
② 背中をたたく
  片方の手の指で舌をおさえたまま、背中を強くたたいて食べ物を吐きださせます。
③ 後ろから体を抱える
  相手の後ろに回って脇から手を入れ両手を組みます。組んだ両手で胃のあたりを強く押して、食べ物を吐きださせます。
完全にのどにつまってしまうと呼吸ができなくなり命にかかわります。
食べ物がのどにつまったときは、一刻も早くこの処置をしてください。

手浴の介助② 寝たままの姿勢での手浴の方法

2010 年 2 月 24 日 水曜日

手浴とは、お湯で手だけを洗うことをいいます。
手浴は手をきれいにするだけでなく、手を動かすリハビリ・マッサージの効果も高いのでおすすめです。
手浴の前の準備として、「40℃前後のお湯」、「タオル」、「ビニールシート」、「石鹸」、「桶(洗面器)」を用意しましょう。
では、今回は「寝たままの姿勢での手浴の方法」を紹介します。
まず、寝たままの状態で手浴を行うときは、介助を受ける人の体の横に洗面器を置いて洗います。
洗う側の肘の下にはタオルや枕などクッションを置いて手を浮かせるようにします。
お湯が介助を受ける人にとって熱すぎたりぬるすぎる可能性があるので、温度を確かめながらゆっくり入れます。麻痺のある方は麻痺のない側の手から先にお湯に入れるようにしましょう。
洗うときは、汚れや汗たまりやすい指の間、つけ根、手のひらをきれいに洗います。
このとき、指先をもって指を広げると関節を痛めてしまうことがありますので根元をから広げるようにして洗うのがポイントです。
また、洗い終わった後は、お湯を変えてすすぎ、タオルで水気を十分に拭き取りましょう。
介助を受ける人の手が乾燥している場合は、手浴の前に蒸しタオルを手に巻いて、その上からビニールをかぶせて手をふやかしておくと、汚れやアカが落ちやすいのでやってみましょう。
手浴は、簡単に行うことができますので、一日一回行うことをおすすめします。

お年寄りの方の入浴の準備・介護 ③お風呂場のセッティング

2010 年 2 月 20 日 土曜日

お風呂場は、転倒などの事故が起こりやすい場所です。
そういった事故を防ぐため脱衣場や浴室、浴槽の安全対策を行うことが大切です。
まず、脱衣場では、立ったまま着替えるとふらつくお年寄りの方のために、背もたれのあるイスを用意するといいでしょう。
背もたれがないイスの場合、後ろに転倒する危険があるため避けて下さい。
また、脱衣場の床は水滴によって床がすべりやすくなっています。
足ふきマットを引いて転倒事故を防ぎましょう。
ただし、厚手のものや毛の長いものはつまずく原因になりますので、避けて下さい。
次に浴室ですが、吸盤のついたすべり止めマットがあるので、それを洗い場や浴槽の中に引いておけば、体を洗っている時や浴槽の出入り時の転倒を防ぐことができます。
さらに、手すりも設置できれば安全対策としてはバッチリです。
家族の方や介護者は、より安全に入浴を行うための準備を行うことが大切です。

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