HOME » ‘リハビリ介護の方法’ カテゴリーのアーカイブ

‘リハビリ介護の方法’ カテゴリーのアーカイブ

お年寄りの方の入浴の準備・介護 ②お風呂場の温度

2010 年 2 月 19 日 金曜日

家族の方や介護者の方は、特に冬場の入浴に気をつけなければなりません。
なぜならお年寄りの方が入浴中に急死する場合の多くは、寒い冬場に起こっているからです。
寒い冬の時期、お風呂に入るには暖かい居間から寒い脱衣場へと移動し、裸になってから冷えた浴室に入って熱いお湯につかります。
この急激な温度の変化によって血圧も大きく変化し、心・血管の発作が引き起こされるので危険なのです。
そのため、安全対策として脱衣場と浴室の室温が低くならないように注意することが大切です。
まず、脱衣場の室温は24℃くらいに保つようにしましょう。
浴室の室温は22℃くらいが最適です。湯船のふたをあけて浴室を暖めておきましょう。
また、お湯の温度ですが、夏は38℃、冬は40℃くらいが適温です。
熱すぎるお湯は、血圧に影響を与えるので注意してください。
安全な入浴を行うためにも、温度の差をつくらないことが大切です。

お年寄りの方の入浴の準備・介護 ①お風呂に入る前の体調チェック

2010 年 2 月 18 日 木曜日

お風呂の時間を楽しみにしているお年寄りの方は多くいらっしゃるのではないでしょうか?
入浴は身も心もサッパリさせ、リラックスすることができます。
お年寄りの方の生きる意欲を高めるためにも有効です。
しかし、入浴は心臓などに負担がかかるため、体調の悪いお年寄りの人にとっては危険です。
そのため、お風呂に入る前には体調チェックを行うことが大切です。
家族の方や介護者の方は体調のチェックとして
①「顔色が悪くないか」 ②「熱がないか」 ③「空腹・食後ではないか」
などをチェックするようにしてください。
本人に気分が悪くないかの確認することも忘れずに。
また、お湯の出入りなど温度変化によって血圧も大きく変化するので、少しでも体調がいつもと違うようなら血圧を測るようにしてください。
安全に入浴を介護するためにも体調がすぐれない、血圧の数値が普段と比べて変化があるようなら入浴を見合わせましょう。

お風呂の入り方 ③入浴時のポイント

2010 年 2 月 16 日 火曜日

お風呂では転倒したり、意識障害により溺れたりと危険がたくさんあります。
そういったお風呂での事故を予防するためにも安全に入浴するポイントを知ることが大切です。
では、安全に入浴するためのポイントを紹介します。
①空腹時や食後、深夜の入浴はしない
空腹時や食後は、貧血になりやすく、また深夜から朝方にかけても心・血管反応の発作が起こりやすく事故が起こりやすいので入浴は避けるようにしましょう。
②気温の低い日の入浴はお早めに
時間が遅くなるほど脱衣場や浴室の温度変化が激しくなるので、早めに入浴するようにしましょう。
③長風呂は避ける
熱いお湯に長時間入ると血圧に影響を与え危険です。ぬるめのお湯に短めに入るようにしましょう。
④半身浴がポイント
肩までお湯につかると水圧の影響を受けたりして心臓や肺に大きな負担がかかります。血圧の変化も起こりやすくなるので半身浴にしましょう。
万一のためにも、これらのことに気をつけて安全にお風呂に入ることが大切です。

お風呂の入り方 ②浴室の安全対策

2010 年 2 月 15 日 月曜日

お風呂では転倒したり、意識障害により溺れたりと危険がたくさんあります。
そのため、住まいのリフォームも含めて、安全対策をすることが大切です。
安全対策として以下のことを行いましょう。
①脱衣場と浴室を暖かくする
温度の変化が激しいと、心・血管反応の発作を起こし、それによる意識障害で転倒したり溺れたりします。
そのため、脱衣場では暖房を入れておく、浴室ではシャワーを出したり、浴槽のふたを開けておくなどして暖かくする工夫をしてください。
②手すりの設置
浴槽の出入りがしやすいように手すりをつけると安全です。
③すべり止めの設置
浴室では水気が多くすべりやすくなっています。
転倒防止のためにも、凹凸のある床材を使う、すべり止めのシートを敷いてください。
また、背に傾斜がある広く大きい洋式の浴槽では、すべって溺れる可能性があるので浴槽の底にすべり止めマットを引きましょう。
④介護サービスを利用する
お風呂に入れるのが大変な場合は、ディサービスやホームヘルパーなどの介護サービスを利用するのも一つの手段です。
万一のためにも、転倒、溺死、意識障害の安全対策を行いましょう。

お風呂の入り方 ①お風呂の危険性

2010 年 2 月 13 日 土曜日

お風呂はゆったりとくつろいだりリラックスできる空間であり、お風呂の時間を楽しみにしているお年寄りの方も多いと思います。
しかし、お風呂には危険がたくさんあります。
今回は「お風呂の危険性」について紹介します。
まずは、危険な理由の一つに温度変化がはげしいということがあります。
裸になったときやお湯につかるときなどは、急な温度の変化によって、めまいやふらつきを起こすことがあります。
それによって転倒を起こすこともあります。
お風呂は外と違い、床などが石鹸による泡や水気によってすべりやすくなっているため、転倒を起こしやすい場所でもあります。
また、温度変化によって入浴中に意識障害を起こすことがあり、溺死の恐れがあります。
温度変化によるもの以外では、お風呂では裸のため、体をぶつけたりするとケガが起こりやすいということがあります。
このようにお風呂にはたくさんの危険が潜んでいます。
家族の方は、お年寄りのお風呂は時間を気にするようにし、いつもよりもお風呂が長いようなら声をかけたり様子を見にいくようにしましょう。

お年寄りの方の「爪」の手入れ

2010 年 2 月 12 日 金曜日

耳や鼻、爪はこまめに手入れするようにしましょう。
今回は「爪」の手入れについて紹介します。
爪の間は汚れやすい場所なので、清潔に保つためにもこまめに爪を切ることが大切です。
また、お年寄りの方の爪は硬くもろく割れやすいので、そういったことを予防するためにもこまめに爪を切るようにしましょう。
・爪の手入れの方法
爪の手入れをするときは、まず蒸しタオルで爪を温めましょう。
そうすることで、爪がやわらかくなり切りやすくなります。
爪を切るとき気をつけることは、深爪にならないようにすることです。
目安として爪の白い部分が7~8ミリ程度残るように切りましょう。
また、爪を切る時は相手に恐怖心や不安を抱かせないように「痛くないですか?」と声をかけながら行ってください。
麻痺のある方は指が離れにくいので、手入れをする人は相手の指の間に自分の指をはさんだり、タオルをはさむなどして指を離してから手入れをします。
切った後は、爪の角などとがってひっかかりそうなところをやすりをかけて整えてください。
日ごろからこまめに手入れを行うように心がけしましょう。

お年寄りの方の「鼻」の手入れ

2010 年 2 月 10 日 水曜日

耳や鼻、爪はこまめに手入れするようにしましょう。
耳あかや鼻くそは放置しておくと、衛生的にもよくありません。
また、耳あかは溜まると聞こえづらくなる原因にもなりますし、鼻くそは通気性を悪くします。
では、今回は「鼻」の手入れについて紹介します。
鼻の手入れをするときは、まず鼻の周囲を蒸しタオルで温めましょう。
そうすることで、鼻水が出やすくなります。
次に鼻をかんでもらい、鼻水を取り除きます。
最後に、お湯やオリーブオイルで湿らせた綿棒やティッシュで作ったこよりで残った鼻水の塊を取り除きます。
強くこすると出血することもあるので、掃除は綿棒を円を描くようにやさしくくるくるとまわしながら行いましょう。
鼻毛の処理は、先の丸くなった専用のハサミを使用してください。
日ごろからこまめに手入れを行うように心がけしましょう。

お年寄りの方の「耳」の手入れ

2010 年 2 月 9 日 火曜日

耳や鼻、爪はこまめに手入れするようにしましょう。
耳あかや鼻くそは放置しておくと、衛生的にもよくありません。
また、耳あかは溜まると聞こえづらくなる原因にもなりますし、鼻くそは通気性を悪くします。
では、今回は耳の手入れのポイントについてお話します。
耳を掃除してもらうとなった場合、だれでも不安や恐怖心を抱くものです。
掃除の際は、必ず「痛くないですか?」など声をかけながら行うようにしましょう。
ただし、大きな声でびっくりさせないように。あくまでも静かに行ってください。
また、奥の方まで掃除をしようとすると痛がったり、嫌がる人もみえます。
その状態で無理に取ろうとすると、お年寄りの方が動いてケガの原因にもなるのでやめましょう。
耳掃除をするときですが、耳あかには、乾いたものと湿ったものがありますので、乾いた耳あかは耳かきを使って取り除き、湿った耳あかは綿棒を使用するととれやすいので試してみてください。
日ごろからこまめに手入れを行うように心がけしましょう。

お年寄りの脱水・水分補給

2010 年 2 月 8 日 月曜日

私たちの体の約60%は水分でできています。
水分は私たちの体には必要不可欠なものです。
この水分が体重の約2%(体重が60㎏の人の場合、1.2?程度)失われると脱水状態となり、様々な症状を引き起こします。
脱水状態となると、血液がドロドロになって細い血管に詰まりやすくなり、脳梗塞や心筋梗塞を引き起こすことがあります。
実は、お年寄りの方はこの脱水状態になりやすいのです。
お年寄りが脱水状態になる原因には以下のものが考えられます。
・お年寄りの体の水分貯留量が約50%と少ないため。
・食欲不振や嚥下障害などで水分を補給できないことがあるため。
・尿量の増加、嘔吐、発汗、発熱、下痢などで水分が体外にでてしまうため。
・渇きを感じる神経が鈍くなっているため。
・トイレに行く回数を減らすため、自ら水分の摂取を控えるため
お年寄りの脱水は、自覚症状がなく、発見しにくいものです。
そのため、家族の方は普段からおじいちゃん・おばあちゃんが水分を十分にとっているかを観察するようにしてください。
水分の摂取量を制限されている方(心臓病・腎臓病などの方)は別ですが、そういった制限がない人は、定期的に水分を補給するようにし、脱水を予防しましょう。

食事を楽しくする方法

2010 年 2 月 6 日 土曜日

食事は私たちが生きていく上で欠かせない行為です。
また、それと同時に楽しいひとときでもあると思います。
楽しい食事は、とてもおいしく感じますよね。
こういった食事での「おいしい・楽しい」といった感情は生きる意欲を高め、明日を生きる糧にもなります。
そのため、楽しんで食事をしてもらうことはとても大切なことです。
しかし、患者様の中には食事の時間を楽しくないと思う人も少なくありません。
ですから、家族の方々は、栄養補給のためだけの「食べさせる」食事ではなく、楽しんで「食べてもらえる」食事にすることを心がけることが大切です。
患者様に楽しんで食事をしてもらう方法として「家族と一緒に食事をする」ということがあります。
家族と会話をしながらの食事は患者様にとって大切な時間となるでしょう。
思うように会話ができない患者様でも、家族の方の会話を聞くだけで脳の活性化につながります。
また、食卓で食事ができない状態ならば、家族の顔が見える位置にベッドをもってくるなどの工夫をしましょう。
時間が合わないなどの理由で平日は難しいという場合は、休日の夜に家族そろって一緒に食事をするなどと決めておくのもいいと思います。
「家族と食事をすること」。これがなにより一番楽しい食事にする方法だと思います。

求人情報
メニュー案内
お役立ち情報blog
会社概要
無料相談・お問い合わせ

ページの上部へ