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‘リハビリの方法・予防’ カテゴリーのアーカイブ

段差の昇降動作

2009 年 12 月 5 日 土曜日

私たちの住む環境には、いたるところに段差が存在します。
これらの段差の昇降動作に介助・リハビリが必要な場合があります。
まず、昇降動作とはどういったものでしょうか。
「昇降動作」、水平方向と垂直方向への移動の両方が加わるこの動作は、とくに下肢の筋力とバランスが求められます。
段差に下肢を上げたり下ろしたりするときには片足で体重を支え立った姿勢を保持しなければなりませんし、段差の分だけ下肢を上方・前方へと運ばなければならないからです。
バランスがとれないと、転倒する危険性があります。
それでは、昇降時の体のポイントを紹介しましょう。
それは、体の使い方です。
段差を上る場合は体を前に傾けるようにし、段差を降りるときはわずかに体を後ろに傾けるようにします。
なぜなら、バランスを崩さないように振り出そうとする下肢と体とが「天秤」のような釣り合いを保つ必要があるからです。
段差の昇降では、このようなバランスのとり方と下肢の支える力が協調できてはじめて可能になるんです。

床上移動(座位移動)動作 片麻痺の場合の方法

2009 年 11 月 7 日 土曜日

まず、片麻痺で座位移動動作を行う場合の姿勢ですが、
麻痺のない方の足を曲げて麻痺側の足の下(太ももや膝あたり)にすねや足関節がクロスするようにし、麻痺のない側の手を床についた姿勢から行います。
片麻痺の座位移動動作では、麻痺のない方の上肢と下肢を中心として体を下から持ち上げ、お尻を目的の方向へと滑らせて移動させます。
この場合の座位移動動作も3つの動作で移動することができます。
移動させるのは「お尻」「上肢」「下肢」です。
※ここでは頭の方への移動の方法を紹介します。
①麻痺のない方の足と手で下からお尻を持ち上げて頭側へ移動させます。
②手を後ろ(頭の方)について上肢を移動させます。
③麻痺側の下にある麻痺のない下肢を自分に引き寄せるようにして移動させます。
この動作を繰り返し行うことで床上移動ができます。
一般的に頭側への移動のほうがお尻が浮きやすいので移動しやすい方向になります。

床上移動(座位移動)動作 四肢が使える場合の方法

2009 年 10 月 31 日 土曜日

四肢が使える場合の座位移動動作(お尻を完全に浮かせるパターン)では、進行方向によって床を押す手や足の力の方向が異なりますが、3つの動作で移動することができます。
移動させるのは「お尻」「上肢」「下肢」です。
・下肢の方へ移動する場合
①体の後ろで手をついて床を押してお尻を浮かし下肢の方に移動させます
②若干後ろ斜めになった上肢を起こすようにして下肢の方に移動させます
③下肢を前方に伸ばすようにして移動させます
・頭部の方へ移動する場合
①足で床を押してお尻を浮かせて頭部の方に移動させます
②下肢を自分に引き要せるように移動させます
③床についている手を後ろにつくようにして上肢を移動させます
この動作は患者様の運動障害の程度によってパターンが異なりバリエーションも多いです。

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