ちょっと様子がおかしいと感じたら!?救急車を呼ぶタイミング
2011 年 11 月 18 日 金曜日
命に関わる危険な状態のときは、救急車を呼ぶ必要があります。
誰の目から見ても「危険だ!」と判断できる状態であれば、迷うことなく救急車を呼ぶことが出来るでしょう。
しかし、そういった場合ばかりとは限りません。
ちょっといつもと様子が違うな、おかしいなと感じたときはどうすればいいのでしょうか?
そういった救急車を呼んだほうがいいのか判断がつかない状況に遭遇する可能性もあります。
判断が鈍り、そうこうしているうちに、より危険な状態になってしまうこともあります。
そうならない為にも、今回は救急車を呼ぶタイミングについてお話します。
まず、お年寄りの方が倒れた・様子がおかしいと感じたら以下のことをチェックしてください。
①意識があるか
意識がない、意識がもうろうとしている、たたいても反応がない、わけのわからないことをしゃべっている場合は救急車を呼ぶようにしてください。
②呼吸があるか
呼吸をしていない、呼吸が弱い、不規則・おかしな呼吸と感じた場合は救急車を呼んでください。
呼吸は、「目で見る、耳で聞く、皮膚で感じる」の3つを意識してください。
お年寄りの方の顔に、自分の顔の側面を近づけます。
胸部の浮き沈みを目で、呼吸による空気の流れを耳で、呼吸の風を皮膚で感じます。
③脈拍があるか
脈拍がない、脈拍が不規則・おかしいと感じた場合は救急車を呼んでください。
一般的には、頚・肘・手首で脈を感じることができます。
お年寄りの体の状態は変化しやすいものです。
少しでもおかしいと感じたら、主治医の先生に診てもらうこと。緊急の場合は、迷わず救急車を呼ぶようにしてください。