床上移動(座位移動)動作 四肢が使える場合の方法
2009 年 10 月 31 日 土曜日四肢が使える場合の座位移動動作(お尻を完全に浮かせるパターン)では、進行方向によって床を押す手や足の力の方向が異なりますが、3つの動作で移動することができます。
移動させるのは「お尻」「上肢」「下肢」です。
・下肢の方へ移動する場合
①体の後ろで手をついて床を押してお尻を浮かし下肢の方に移動させます
②若干後ろ斜めになった上肢を起こすようにして下肢の方に移動させます
③下肢を前方に伸ばすようにして移動させます
・頭部の方へ移動する場合
①足で床を押してお尻を浮かせて頭部の方に移動させます
②下肢を自分に引き要せるように移動させます
③床についている手を後ろにつくようにして上肢を移動させます
この動作は患者様の運動障害の程度によってパターンが異なりバリエーションも多いです。