杖を使っての歩行 介助の方法
2010 年 4 月 12 日 月曜日人は歩行の際、重心をわずかに左右に移動させながら歩いています。
そのため介助者は、介助を受ける人に付き添って前後左右の動きをサポートして、歩行がスムーズに行えるようにします。
☆歩行の介助方法
介助者は、患側(不自由な側)に立ち、片方の手で介助を受ける人の手を、もう一方の手を脇に差し込んで身体を支えるようにします。
介助者は動きを相手に伝えるために、脇をしめて、手首や肘をしっかりと固定することが大切です。
介助を受ける人が右足を前に出したら、介助者も右足を出し、介助を受ける人の体を少しだけ右側に揺らします。
また、左足を出したら同じように介助者も左足を出し、左側に少し揺らすようにします。
左右に揺らすことで、重心移動が上手にでき、歩行がスムーズになります。
この動作を繰り返し行い、歩行を行っていきます。
注意点としては、歩行が不安定な人に恐怖心を持ちやすいので、
恐怖心を与えないために、手を強く握ったり、強い力で支えないようにしましょう。