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重症筋無力症 リハビリ

2016 年 6 月 27 日 月曜日

こんにちは。マッサージ師の太田です。
だいぶ湿気も多くなり天気も梅雨の真っただ中という感じの天気が多いですね。
湿度が高いと熱中症にもなりやすいので気をつけましょう。

重症筋無力症という病気について紹介したいと思います。

重症筋無力症とは

重症筋無力症とは、運動神経が筋肉と接合して筋肉の収縮を起こさせる命令を受け渡しする神経筋接合部で興奮の伝達が阻害されることにより、筋の脱力や易疲労性(疲れやすい)が生じる自己免疫疾患のことをいいます。 通常、筋肉に収縮を起こさせる命令(アセチルコリン)が受容器(アセチルコリン受容体たんぱく)と結合することでその命令が実行されるわけですが、重症筋無力症においてはこの受容体に対して自己抗体ができてしまい、そのために興奮が阻害されてしまいます。 甲状腺機能亢進症(バセドウ病)と慢性甲状腺炎は重症筋無力症に合併するがあります。 また、重症筋無力症は胸腺異常の合併率が非常に高く、胸腺の発症に関わっていると推定されています。よって女性に多い病気です。

症状

症状としては、眼球を動かす筋や目のまわりの筋力低下と易疲労性を主症状としています。 眼瞼下垂と複視の頻度が高く、症状の分布と強さによって眼筋型と全身型に分けられます。 全身型では、首下がり、嚥下困難、呼吸困難、四肢筋力低下があります。 同一動作を繰り返し行うことで悪化します。朝方は、比較的症状が軽く、夕方になると症状が悪化するという特徴があります。 また、感染やストレスがきっかけとなって症状が急激に悪化し、呼吸筋麻痺を起こす場合(クリ―ゼと呼ばれています)もあります。

リハビリ

DSC_0062重症筋無力症に対してのリハビリテーションは大切です。 眼の筋力低下に対しては眼球運動などの訓練を行い、四肢の筋力低下・筋萎縮予防に対しては筋力強化訓練を行います。 重症筋無力症は、上肢や下肢の筋力低下を引き起こすことが多いため、マッサージや筋力強化訓練のような物理的な療法は、筋力の長期的な改善のために重要となります。 重症筋無力症の発症から何年も経過して筋の萎縮が強くなった場合は、回復の見込みが著しく低下します。早期からリハビリテーションを開始しましょう。 早期からのリハビリテーションの介入が回復を促進することが科学的に証明されています。

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