布団へ移動する際の介助方法
2010 年 11 月 15 日 月曜日布団から立ち上がり移動した場合、その後、今度は布団に戻る必要があります。
麻痺が強く、筋力が低下している人は介助が必要です。
今回は、片麻痺の方を椅子から布団へ戻す介助方法を紹介します。
☆片麻痺の方を椅子から布団に戻す介助
① 椅子から立ち上がらせる
介助者は、介助を受ける人の体を支え、声をかけながら立ち上がらせます。
立ち上がった後は、本人の腰に手をあてて腰を支えることで立位を安定させます。
② 体の向きを変える
椅子の正面に立つように体の向きを変えます。
しっかりと腰を支えて行いましょう。
介助を受ける人には、座っていた椅子に手をついてもらい、体のバランスが安定するようにしてもらいます。
③ 膝をつく
介助者は、自分の体勢を低くしていきながら、介助を受ける人に健側の膝を曲げてもらいます。
その後、患側の膝を曲げますが、膝が曲がりにくい場合は、介助者が曲げる手伝いをします。
④ 腰を下ろしてもらう
両膝が布団の上についたら、介助者は座位が安定するまで腰を支えます。
この介助でのポイントは、介助を受ける人を急がせないこと。
急いで行うと危険ですので、ゆっくりと行うようにしましょう。