床ずれ(褥瘡)ができてしまったら!その対処方法とは!
2014 年 11 月 14 日 金曜日褥瘡とは、一般的に「床ずれ」といわれているものです。
褥瘡の原因
・体が痩せてしまい、骨が出っ張っているところがある
・麻痺や拘縮があり、手足の動きが悪く自分で体が動かせない
・しびれや麻痺などがあり感覚が鈍い
・皮膚や筋肉が衰えてしまい、皮膚の弾力がない
・オムツを使用している
・尿失禁・便失禁がある
・栄養が偏っている
上記のようなものなどが褥瘡の原因になるとされています。
これらの原因がいくつも重なり褥瘡となってしまうのです。
特に高齢者の場合、皮膚の弾力が低下しているため、長時間の圧迫やズレに弱く褥瘡になりやすいのです。
褥瘡の好発部位
褥瘡にはできやすい部位があります。長時間とっている姿勢により好発部位は変わってきます。
・仰向きでは、お尻(仙骨部)・踵・後頭部
・横向きでは、肩・腰骨
・座位では、お尻・背中
主な症状
●圧迫されないようにしても赤みがとれない
●水疱ができている
●化膿している
褥瘡は、「つくらない」ことが一番大切です。
体重がかかりやすい場所などに、クッションを使ったりして予防をしていきましょう。
それでも、褥瘡ができてしまったらどう対処すればいいのでしょうか?
まず、クッションなどを使って徐圧をしてもとれない赤みがでてきた場合は、皮膚が破れないように注意し、クッションなどを使用して体重がかからないようにします。
この時点で、一度医師に相談するようにしましょう。
水疱ができている場合は、皮膚が破れないように注意しながら圧迫を避けます。
皮膚が破れなければ、水は自然と体に吸収されます。
注意としては、患部に尿や便などがつかないようにしましょう。
なぜなら、細菌がつくと、繁殖し化膿することがあるからです。
また、血行不良が原因ということから、血行改善を目的として、マッサージをする人もいるようですが、かえって逆効果になる場合がありますので絶対に行わないようにしてください。
「もう少し様子をみよう」とそのままにしたり、自己判断で市販の塗り薬、貼り薬などを使用するのは危険です。
まずは、このような症状がある場合、皮膚の状態が気になるようなら、一度医師や看護師に相談をしてくださいね。
褥瘡ケア、早期発見・治療を心がけましょう。