歩行が少しずつ楽になる?!岐阜市の訪問マッサージ・リハビリ!
2015 年 2 月 24 日 火曜日こんにちは。コーディネーターの片田です。
今回は、骨盤骨折の後遺症とそれによる股関節と膝関節の関節拘縮のある利用者様の施術に同行しました。
ゆっくり伝い歩きができるようにまで回復されましたが、まだ歩行距離は短いです。
現在は施設で過ごされています。
施術の様子
下肢マッサージは入念におこない、硬くなってしまった筋肉をほぐしていきます。
仰臥位では屈伸運動おこないます。
訪問マッサージを始められてから、伸展の際の足の力は少しずつ付いてきました。
両側臥位での大腿部の外転筋を入念に軽擦法でマッサージしました。
「マッサージを受けるようになって、歩行が少しずつ楽になってきている。」と嬉しそうにお話しされていました。
このような笑顔が見られると嬉しくなりますね!
拘縮していた関節も、少しずつ緩和していっています。これからも一緒に頑張りましょう。
関節拘縮予防のための他動運動
麻痺などにより体を自由に動かせないという方は多くみえます。
体を動かせない状態が続くと、関節などが拘縮してしまいます。
そんなときに有効となるのが「他動運動」によるリハビリです。
「他動運動」とは、体を動かせない患者さんに代わり、施術者などが患者さんの関節を曲げ伸ばしなどをすることです。
他動運動は関節拘縮予防の他に、皮膚を引き伸ばし、皮膚同士の密着を防いで皮膚の柔軟性を維持する目的もあります。
また、皮膚の柔軟性を維持や向上することで血行の維持・促進ができるため、褥瘡の防止もできるのです。
他動運動を実施する際は、患者さんの関節可動域を理解し、決して無理に動かさないように注意しなければいけません。
わたし達が全力でサポートいたします!
他動運動の注意点
・痛みをこらえて無理に行うと、関節の拘縮を悪化させたり、筋肉・腱・骨を傷める可能性があるので、痛みを感じない程度の力でゆっくりと行います。
・1日1回は行うようにします。1回の運動量を増やすよりも、少ない運動量で複数回おこなう方が効果的です。
・他動運動を行うと衣服やおむつなど肌に触れているものにズレが生じます。皮膚が弱くなっていると、そのズレが新たな褥瘡を誘発する可能性があります。運動後には皮膚の状態を必ずチェックする必要があります。