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‘リハビリ介護の方法’ カテゴリーのアーカイブ

認知症の症状と対処方法【徘徊】

2011 年 2 月 21 日 月曜日

AT075_L.jpg認知症の症状の一つに「徘徊」があります。
徘徊とは、どこというあてもないまま周囲を歩きまわることをいいます。
ちょっと目を離したすきにいなくなってしまうため、
家族の方は「交通事故にあっていないか」「誰かに迷惑をかけていないか」など心配になることと思います。
この「徘徊」は家に閉じ込めようとしてもおさまることはありません。
「徘徊」の対処方法としては、本人が外に出たらわかるようにしておくことや現在地がわかるようにしておくことです。
例えば、
・外に出たらわかるように玄関などに工夫をしておく。
・位置がわかるような携帯電話を持たせる。
・衣類などに住所や名前、電話番号などを仕込んでおく。
・近所の人にあらかじめ本人を見かけたら、連絡してもらうようにする。
などがあります。
また、本人は何か目的をもって家を出るわけですが、外に出ているうちにその目的を忘れてしまいます。
ですから、見つけたら無理やり引っ張っていくのではなく
「散歩に出かけてたんだね。」など声をかけて外を少し歩いてから帰りましょう。
それだけで本人は満足する場合が多いようです。
事前に安全対策をすること、見つけたときの対処が大切になりますよ。

認知症の症状と対処方法【もの忘れ】

2011 年 2 月 14 日 月曜日

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認知症になると様々な症状がでてきます。
そういった症状に対して大切なことは、その対処方法です。
対処の仕方によっては病気が悪化してしまうこともあります。
今回は、「もの忘れ」の対処方法についてお話します。
もの忘れは、私たちの生活の中でもときどき耳にする言葉だと思います。
認知症の症状にも、もの忘れがあります。
しかし、認知症によるもの忘れと私たちのもの忘れには違いがあります。
私たちのもの忘れは、老化などによって記憶の細かい部分が不確かになるものですが、
認知症のもの忘れは、記憶全体が抜けてしまいます。
<例>
老化によるもの忘れ: 昨日の夜食べたものを忘れる
認知症によるもの忘れ:食事をしたことを忘れる
認知症の方の場合、ご飯を食べた後「ご飯はまだかね?」と聞いてくるときなどがあります。
そういったときは、対処が大切です。
相手の話を聞き、「もうすぐだからね」というような返答をしましょう。
「さっき食べたばっかりでしょう!」というように頭から否定するような返答は、相手が被害妄想になったりと病気を悪化させることがありますので、注意してください。
認知症を悪化させないためにも対処の仕方はとても大切なのです。

清拭の方法 「脚・足部」の清拭

2010 年 7 月 5 日 月曜日

 
清拭は「顔 → 手・腕 → 胸部 → 腹部 → 背部 → 脚・足」の順番で行っていきます。
今回は「脚・足部」の清拭の方法をお話します。
まず、背部の清拭を行うときは、お年寄りの方に仰向けに寝てもらいます。
脚・足の清拭の際は、上半身はタオルケットでおおいながら行いましょう。
☆「脚・足部」の清拭
片方の手で足首や膝を支えながら脚の付け根に向かって拭いていきます。
① 足首から膝にかけて拭きます。
② 膝・膝の裏を拭きます。
膝は円を描く様に拭きます。また、膝の裏は汚れがたまりやすい場所ですので丁寧に拭く様にしましょう。
③ 膝から脚の付け根に向かって太ももを拭きます。
④ 足を拭きます。
足の裏や指の間は汚れがたまりやすいので丁寧に拭く様にします。
清拭は、マッサージの目的もありますので、拭く方向は原則として心臓に向かって拭くようにします。
蒸しタオルで拭いたところは、しっかり水気を拭き取ってください。

清拭の方法 「背部」の清拭

2010 年 6 月 28 日 月曜日

 
清拭は「顔 → 手・腕 → 胸部 → 腹部 → 背部 → 脚・足」の順番で行っていきます。
今回は「背部」の清拭の方法をお話します。
まず、背部の清拭を行うときは、お年寄りの方に横向きに寝てもらいます。
背部の清拭の際は、下半身はタオルケットでおおいながら行いましょう。
☆「背部」の清拭
背部を拭くときは、少し熱めの蒸しタオルを使用します。
① 腰から肩甲骨までを拭きます。
下(腰)から上(肩甲骨)へ外向きに円を描きながら大きく拭くのがポイントです。
② 背中の真ん中を拭きます。
背骨のラインは上下に大きく拭きます。
③ お尻を拭きます。
お尻を拭くときは、外側から内に円を描がくように拭いていきます。
④ 首元を拭きます。
首元から肩に向かって拭きます。
清拭は、マッサージの目的もありますので、拭く方向は原則として心臓に向かって拭くようにします。
蒸しタオルで拭いたところは、しっかり水気を拭き取ってください。

清拭の方法 「腹部」の清拭

2010 年 6 月 19 日 土曜日

 
清拭は「顔 → 手・腕 → 胸部 → 腹部 → 背部 → 脚・足」の順番で行っていきます。
今回は「腹部」の清拭の方法をお話します。
まず、腹部の清拭を行うときは、お年寄りの方に仰向けでがで寝てもらいます。
腹部を除いての上半身と下半身はタオルケットでおおいながら行いましょう。
☆「腹部」の清拭
お腹を拭くときは、内臓を押さえつけないように拭くのがポイントです。
① おへその周りを拭きます。
※おへその周りを拭くときは、腸の走行に沿って「の」の字を描く様に時計回りに拭く様にしましょう。
② 横腹、股関節付近を拭きます。
※関節の境目は、汚れがたまりやすいので丁寧に拭きましょう。
清拭は、マッサージの目的もありますので、拭く方向は原則として心臓に向かって拭くようにします。
蒸しタオルで拭いたところは、しっかり水気を拭き取ってください。

清拭の方法 「胸部」の清拭 

2010 年 6 月 7 日 月曜日

清拭は「顔 → 手・腕 → 胸部 → 腹部 → 背部 →  脚・足」の順番で行っていきます。
今回は「胸部」の清拭の方法をお話します。
まず、胸部の清拭を行う際はお年寄りの方に仰向けで寝てもらいます。
胸部を拭く際もタオルケットは肌から離さず拭く部分以外の場所にかけて行います。
☆「胸部」の清拭
① 首元は鎖骨に沿って外側に拭きます。
② 乳房は外側に向かって円を描くように拭きます。
※女性の場合は、乳房の下側に汚れがたまりやすいので丁寧に拭いてください。
③ 胸の中央は骨に沿ってお腹に向けて拭きます。
④ 横腹は上下にやさしく拭きます。
一度拭いたタオルの面で再度拭かないよう面をかえたり、タオルをかえて拭きましょう。
清拭は、マッサージの目的もありますので、拭く方 向は原則として心臓に向かって拭くようにします。
蒸しタオルで拭いたところは、しっかりと水気を拭き取ってください。

清拭の方法 「腕」の清拭

2010 年 6 月 4 日 金曜日

清拭は「顔 → 手・腕 → 胸部 → 腹部 → 背部 →  脚・足」の順番で行っていきます。
今回は「腕」の清拭の方法をお話します。
まず、上半身の清拭を行うときは、座位が保てるのならば座ってもらいます。
拭いている部分以外はタオルケットでおおいながら行いましょう。
☆「腕」の清拭
① 手のひら、指を拭きます。
※指の間などは汚れがたまりやすいので念入りに拭くようにしましょう。
② 手から肩に向けて腕を拭きます。
※反対側も同じように行いますが、一度拭いたタオルの面で再度拭かないよう面をかえたりタオルをかえて拭くようにしましょう。
③ 手を上げて脇の下を拭きます。
清拭は、マッサージの目的もありますので、拭く方向は原則として心臓に向かって拭くようにします。
蒸しタオルで拭いたところは、乾いたタオルでしっかりと水気を拭き取ってください。

清拭の方法 「顔」の清拭 

2010 年 5 月 28 日 金曜日

清拭は「顔 → 手・腕 → 胸部 → 腹部 → 背部 → 脚・足」の順番で行っていきます。
今回は「顔」の清拭の方法をお話します。
まず、上半身の清拭を行うときは、座位が保てるのならば座ってもらいます。
拭いている部分以外はタオルケットでおおいながら行いましょう。
☆「顔」の清拭
① 目頭から目尻に向けてやさしく拭きます。
※反対側も同じように行いますが、一度拭いたタオルの面で再度拭かないよう面をかえて拭きましょう。
② 額 → 頬 → アゴ の順で、鼻の下で交差するようにS字に拭きます。
③ 目ヤニを取ります。
※目ヤニは無理にとらないで、常用の目薬などで目ヤニをやわらかくしてから拭き取ります。
④ 鼻・耳を拭きます。※耳の後ろやつけ根も丁寧に拭いてください。
清拭は、マッサージの目的もありますので、拭く方向は原則として心臓に向かって拭きましょう。
蒸しタオルで拭いたところは、しっかり水気を拭き取ってください。

入浴が困難な人に行う清拭 ④蒸しタオルの作り方

2010 年 5 月 19 日 水曜日

清拭とは、濡れたタオルなどで体を拭いてきれいにすることをいいます。
清拭を行うには「蒸しタオル」が必要です。
今回は、その蒸しタオルの作り方を紹介します。
☆蒸しタオルの作り方
①タオルをお湯で温めて作る方法
用意 ・55℃くらいのお湯を溜めた洗面器を用意します。
   ・厚手のゴム手袋
厚手のゴム手袋を着用し、タオルをお湯につけてからしっかりしぼります。
※このとき、やけどをしないように注意してください。
②電子レンジを利用して作る方法
用意 ・水かお湯でしぼったタオル
   ・ビニール袋
水・お湯でしぼったタオルをビニール袋に入れ、3分ほど電子レンジにかけます。
せっかく温めた蒸しタオルも時間が経過すると冷めてしまいます。
冷めにくくする工夫として、温めたタオルは、発砲スチロールの箱に入れたり、厚いビニール袋・数枚重ねたビニール袋の中に入れておくようにしましょう。

入浴が困難な人に行う清拭 ③注意点

2010 年 5 月 17 日 月曜日

清拭とは、濡れたタオルなどで体を拭いてきれいにすることをいいます。
清拭は、お年寄りの方の体調を見て行うようにします。
清拭は疲れるので、お年寄りの方の負担にならないように、一日ずつ部位をかえて行う方法もいいでしょう。※「今日は手」「明日は足」など。
☆清拭を行う際の注意点
①体調を確認する
熱があるとき、気分が悪いときは中止します。
②トイレは済ませておく
途中で中断することがないようにトイレは済ませておきます。
③食事の前後1時間は避ける
空腹時・満腹時は体調が変化しやすいので清拭は行わないでください。
④本人ができるところはやってもらう
自分でやってもらうことでリハビリにもなります。急がせたりせず、ゆっくりと見守りましょう。最後に拭き残しがないかをチェックします。
⑤手を温めておく
手が冷たいとびっくりしてしまいます。介助を行う人は手を温めておきます。
⑥室温に気をつける
肌寒く感じる室温はよくありません。部屋の温度は23~25℃くらいに温めておきましょう。冬場は特に注意が必要です。
⑦プライバシーを保護する
カーテンを引いたり、拭く部分以外はタオルケットなどで覆うなどの気配りをしましょう。

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