拘縮が強い方のリハビリ 「肩」
2012 年 1 月 30 日 月曜日
寝たきりの生活が多くなると拘縮が進み、可動域が狭くなっていきます。
このように全身の関節は使わないとどんどん固くなっていきます。
固くなった関節を元に戻すことは大変です。
そうなる前の予防、また固くなった関節を柔らかくしていくことが大切です。
今回は、拘縮が強い場合の肩のリハビリ方法を紹介したいと思います。
★拘縮が強い場合の肩のリハビリ方法
本人様には仰向けに寝ていただきましょう。
介護者は本人様の麻痺側に座ります。
① 左手で本人様の肩を、右手で肘を下から支えます。
※麻痺側が右側の場合
② 腕をゆっくりと上に上げていき、上がるところまででやめます。
※介助者は手の力で上げるのではなく、自分の体重を利用して行う。
③ 腕を元の位置に戻し、今度は外に腕を広げます。
★注意点
不安定な関節で痛めやすいので、動かす際は、徐々に力を加えていきましょう。
★ポイント
ゆっくりと時間をかけて行っていきましょう。
また、1度にたくさん行うと疲れがでたりしてよくありません。
それよりも短い時間で毎日続けていくことの方が有効です。
リハビリは、本人さんが痛がらない範囲で、ゆっくりと、そして毎日行うことがポイントになります。