HOME » ‘リハビリ介助の仕方’ カテゴリーのアーカイブ

‘リハビリ介助の仕方’ カテゴリーのアーカイブ

ベッドに寝かせる介助方法

2010 年 11 月 9 日 火曜日

麻痺が強く、筋力が低下している人は介助でベッドに寝かせます。
寝かせる介助は、上手に介助を受ける人の体を支えないと、体のバランスが崩れ、ベッドの柵などに頭を打ってしまうこともあります。
立ち上がりの時よりも、寝かせる時の方が事故が多いので慎重に行うようにしましょう。
今回は、片麻痺の方をベッドに寝かせる介助方法を紹介します。
☆片麻痺の方をベッドに寝かせる介助
① 座ってもらう位置に気をつける
まず、介助を受ける人にはベッドに座ってもらいますが、足元に近い位置に座っていると寝かせたときに頭が枕に届きません。
寝かせたとき、ちょうど枕の位置に頭がくるところに座ってもらいます。
② 肘をつかせる。
介助を受ける人の体を支えながら、本人にはベッドに肘をつかせます。
③ 体を倒していく
介助者は介助を受ける人の肩を抱いて体を支えながら、健側の肩からゆっくりと下ろしていきます。
④ 足をベッドにのせる
上半身をベッドに寝かせたら、介助を受ける人の膝の少し上あたりを持って両膝をベッドに上げます。
⑤ 体を仰向けにする
患側の肩を支えながら、ゆっくりと体を仰向けにします。
あわてず、ゆっくりと体の向きを変えながら寝かせるのがポイントです。

椅子を使った立ち上がり介助方法

2010 年 11 月 1 日 月曜日

麻痺が強く、筋力が低下している人は介助による立ち上がりになります。
今回は、片麻痺の方が布団から椅子を使って立ち上がる介助方法を紹介します。
☆片麻痺の方が布団から立ち上がる介助
布団に座った状態でいるところからの説明です。
① 腰を支える 
まず、介助を受ける人には椅子に健側の手をついてもらい、介助者は本人の腰を両手で支えます。
② 膝を立ててもらう。
介助を受ける人に膝を立ててもらい、介助者は後ろから腰を支えながら腰を浮かせます。
③ お尻を押す
腰を浮かせる際、腰が浮きやすいように介助者は後ろから膝で軽くお尻を押します。
周りに物などがあると危険ですので、普段からなにも置かないようにしましょう。

ベッドで患者様を手前に移動させる介助方法【下半身の移動】

2010 年 9 月 21 日 火曜日

ベッドで患者様を手前に移動させる介助方法【下半身の移動】
介助を受ける方の体の向きを変えるといった動作の前に、仰向けのまま横に移動させなけらばならない場合があります。
まず、この移動の場合には、無理に全身を動かそうとすると大変です。
ですから、上半身と下半身に分けて動かすようにしましょう。
その方が、スムーズに行えますし、患者様の負担も少なくて済みます。
今回は、まず、下半身の介助の方法を紹介します。
☆介助の方法
① 介助を受ける方の膝を立てる 
膝を立ててもらうことで腰を浮かせやすいようにします。自力でできる方には自力で立ててもらいます。
② 腰を支える
片手を腰の下に、もう一方の手を膝の少し上に入れて腰と脚を支えるようにします。
③ 手前に移動させる
両手で支えた下半身を手前に引きます。介助を受ける人が重い方の場合は、ベッドに膝を刺させている側の足をのせ、腰を支えている側の足をベッドの側面に当てて引くと少ない力で手前に引くことができます。
ある程度自力でできる人では、できるところは自力で動かしてもらうようにすると介助が楽になります。

重い患者様を一人で枕方向に引き上げる介助の方法

2010 年 9 月 6 日 月曜日

一人で行う枕方向に引き上げの介助
患者さんが重い場合や介助者が複数人いる場合は、二人で介助を行いましょう。
しかし、介助者がいないこともあると思います。
そういった場合は、介助を一人で行わなければなりません。
今回は、患者様が重い場合でも一人で移動介助する方法についてお話します。
☆介助の方法 1
① 引き上げる方法
患者様の枕側から両脇をもって身体を引き上げます。
☆介助の方法 2
② 押し上げる方法
患者様の足側から腰を持って浮かし、上に押し上げます。
力が弱い介助者には難しいかもしれませんが、コツをつかめば一人でも素早く移動させることができます。
患者様が重い方ほど腰を痛める可能性が高くなりますので、注意して行いましょう。

二人で行う枕方向に引き上げの介助

2010 年 8 月 30 日 月曜日

二人で行う枕方向に引き上げの介助
患者さんが重い場合や介助者が複数人いる場合は、二人で介助を行いましょう。
そうすることで患者さんも介助者も負担が少なく楽に介助ができます。
今回は、バスタオルを使った移動介助についてお話します。
☆介助の方法
① バスタオルを敷く
この介助ではバスタオルを使います。普段からバスタオルを敷いておくと便利だと思います。
② バスタオルの四隅を持つ
介助者はベッドの両サイドからタオルの端を持ちます。
③ 持ち上げて移動させる
二人でタイミングを合わせて持ち上げ、一気に上に移動させます。
このとき、勢いあまって患者さんの頭をベッドボードにぶつけないように注意しましょう。
安全な方法ですので、複数の介助者がいる場合には、この方法を行うようにしましょう。

枕方向に引き上げる介助方法

2010 年 8 月 16 日 月曜日

枕方向に引き上げる介助方法
今回は、患者さんが軽い方の場合の引き上げ介助の方法についてお話します。
一般的には、肩と腰に手を回し、患者様の体を少し持ち上げるようにしてシーツの上をすべらせるようにします。
☆介助の方法
① 患者様を抱える
片方の手を患者様の頭の後ろを通して肩を抱き、もう一方は下から腰を支えて、患者様の体を少し浮かせます。
② 枕の方にすべらせるように移動させる
腰を十分に下ろし、力を入れて枕方向にすべらせながら移動させます。
この時、腰が高いと痛める可能性がありますので、注意するようにしてください。

ベッドでの体位変換・寝返り介助の方法【片麻痺】

2010 年 8 月 9 日 月曜日

ベッドでの体位変換・寝返り介助の方法【片麻痺】
今回は、片麻痺患者さんへの寝返り介助の方法についてお話します。
片麻痺の方の場合、無理に寝返りを行うと、患側(麻痺側)の手がついてこれず、肩を痛めてしまうことがあるので注意が必要になります。
☆寝返り介助の方法
① 患側(麻痺側)の手をお腹の上にのせる
健側の手で患側の手を持ってもらい、お腹の上にのせます。
② 患者さんの腕と膝を支える
患者さんに両膝を立ててもらい、介助者は立てた膝と肩もしくは腕に手をかけて手前に引きます。
③ 手前に起こす
手だけで引っ張るのではなく、自分が後ろに下がる力(体重移動)をうまく利用しましょう。
ベッドに膝をのせて、行うと力が入りやすく介助が楽になります。

ベッドでの体位変換・寝返り介助の方法【一部介助】

2010 年 8 月 2 日 月曜日

ベッドでの体位変換・寝返り介助の方法【一部介助】
今回は、ベッドで体位変換を行う時の介助方法についてお話します。
部分的に介助すれば寝返りをすることができる人の場合は、自分でできるところは自力でやってもらうようにします。
☆寝返り介助の方法
① 頭を上げる
頭を少し持ち上げます。自力でできる人には自分でやってもらいます。
② 肩を支える
ベッドの柵につかまってもらい体を少し起こしてもらいます。
そこからベッドの柵と反対側の肩を軽く支えながら手前に引きます。
起こす時のコツは体重移動をうまく利用することです。
手の力だけで引かないで、自分の体重を後方にかけながら引くと楽に動作が行えます。

ベッドでの体位変換・反対側に向かせる寝返り介助の方法【全介助】

2010 年 7 月 26 日 月曜日

今回は、ベッドで体位変換を行う時の介助方法についてお話します。
まず、介助の前に、ベッドの高さを少し高めに調節しましょう。
その方が大きく体をかがめる必要がなくなり、作業がしやすくなります。
☆寝返り介助の方法【反対側】
① 介助を受ける人に両膝を立ててもらいます。
  
  自力で立てられない場合は介助者が手を添えます。
② 立てた膝と肩に手をかけます。
  
  
  介助者が力が弱い場合や介助を受けるのが大きい人の場合は、
 
  片方の膝をベッド上に乗せて行うと力が入りやすくなります。 
③ 肩と膝を押します。
 
  
  肩と膝を同時にやさしく押します。そのとき、そのまま寝返りをさせると、
  ベッドの柵にぶつかってしまう場合は、一度介助を受ける人の体を手前に
  ずらしてから行いましょう。
押す時は、体重移動をうまく利用しましょう。
手の力だけ押さずに、自分の体重を押す方向に乗せて
体ごと前に出すようにして押すと楽に動作が行えます。

ベッドでの体位変換・手前の寝返り介助の方法【全介助】

2010 年 7 月 12 日 月曜日

今回は、ベッドで体位変換を行う時の介助方法についてお話します。
まず、介助の前に、ベッドの高さを少し高めに調節しましょう。
その方が大きく体をかがめる必要がなくなり、作業がしやすくなります。
☆寝返り介助の方法
① 介助を受ける人に両膝を立ててもらいます。
自力で立てられない場合は介助者が手を添えます。
② 立てた膝と肩に手をかけます。
介助者が力が弱い場合や介助を受けるのが大きい人の場合は、
片方の膝をベッド上に乗せて行うと力が入りやすくなります。 
③ 手前に引きます。
手の力だけで引っ張らずに、自分が後ろに下がるときの力(体重移動)をうまく利用して
横向きに体を起こしましょう。
介助のとき腰が高いと腰痛の原因になりますので注意してください。

求人情報
メニュー案内
お役立ち情報blog
会社概要
無料相談・お問い合わせ

ページの上部へ