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車椅子からの転落予防

転倒予防は、リハビリや日々の生活を営んでいく上で必ず考えなければいけないものです。
現在では、手すりをつけたり段差をなくすなどのバリアフリーの考えは広く知られるようになりました。
ではみなさん、イスや車椅子からの転落が案外多いことはご存知でしょうか?
車椅子に乗っていて、床に落としたものや落ちているものを拾おうとしたときに、バランスをくずしてひっくり返り、頭や肩などを打ってしまうケースが以外と多いのです。
原因として、車椅子の座っている面が非常に高く、乗っている人の足が床から浮いてしまっていることがあげられます。
なぜそれがひっくり返りやすいかというと、床と浮いている足の間の落差の分だけ車椅子が斜めになるので、何かを拾おうと乗っている人が前に体を乗り出したとき体重で車椅子が大きく前に傾きひっくり返ってしまうからです。
そこで、そうならないための対策・予防として、
「座面の低い底床の車椅子」 をおすすめします。
座面の低い車椅子の場合、足が床にしっかりとついていることひっくり返る危険性が大幅に下がります。
また、たとえ転落したとしても落差が少ないので大きなケガには至らないからです。
車椅子で転倒したことがある、転倒しそうで心配 という方は是非車椅子を変えてみてください。

肋骨骨折の簡単な見分け方

肋骨が骨折しているかどうかの簡単な見分け方
高齢者の方の中には、自宅のベッドやイスなどにあばらをぶつけて骨折してしまうという場合があります。
こういったとき、ぶつけた本人が痛くて動けない・呼吸をするのもつらいなら骨折している可能性が高いため病院へいくべきです。
しかし、とても痛がっているけれど、なんとか動けるといった場合は、「骨折していないか?」「病院へいった方がいいのか?」と、心配になられる方もお見えになると思います。
そういった場合は、どうすればいいのでしょうか?
ここで、肋骨が骨折しているかどうかを見分ける簡単な方法を紹介しましょう。
それは「せき」をしてもらうのです。
まず、本人にどこが痛いのかを聞いて場所を確認してから、わざと「せき」をしてもらいます。
もし骨折をしていれば痛くて思わず痛い場所を手でおさえたり、しかめ面になるはずです。
打撲程度なら、手でおさえたり、しかめ面にもなりません。
この方法はとても簡単で、かなり精度の高い見分け方なので覚えておきましょう。

移乗動作(トランスファー) 介助の方法②

移乗動作(トランスファー) 介助の方法②
※ここでご紹介するのは座った姿勢が安定している患者様に対する方法です。
・介助を受ける患者様が立ち上がれない場合の移乗介助の方法
①車椅子をベッドに近づけ、介助者は両膝で介助を受ける患者様の下肢を挟んで固定します。
※挟む動作ですが、介助者は内また姿勢(斜め45度の角度)で挟むようにします。
 
②介助を受ける患者様の脇から背中に向けて手を通し、体を支えます。
③介助者は介助を受ける患者様を支えた状態から後ろに重心を移動させ、自分の体重を利用
して患者様のお尻を座っている面から浮かせます。
④アームレスト(肘掛け)の高さまでお尻を浮かすことができたら方向転換をします。
 
※この方向転換を行う際、介助者は①の膝の固定が外れないように気をつけましょう。
⑤患者様にゆっくり座ってもらいます。

移乗動作(トランスファー) 具体的な介助の方法①

移乗動作(トランスファー) 介助の方法①
※ここでご紹介するのは座った姿勢が安定している患者様に対する方法です。
・介助を受ける患者様が立ち上がれる場合の移乗介助の方法
①車椅子をベッドに近づけ、浅く腰かけてもらいます。
 
※このとき、介助が必要な場合は、介助者は患者様の膝を片方ずつ自分の方に引きお尻を前に移動させます。
②介助を受ける患者様にベッドや柵に手をついてもらい、体を前に傾けてもらいます。
③介助者は介助を受ける患者様の横に立って、片方の手で患者様の脇を、もう片方の手で骨盤を軽く持って支え、立ち上がりを助けます。
④介助者は介助を受ける患者様を支えながら、患者様に方向転換をしてもらいます。
 
※方向転換が難しい患者様の場合には、骨盤を持って支えている手をベッドの方向に押して介助します。
⑤患者様にゆっくり座ってもらいます。

移乗動作(トランスファー) 介助のポイント④

移乗動作(トランスファー) 介助のポイント④
・次の動作は少し待ってから
移乗動作というのは、介助者の負担が大きく転倒の危険性を伴う動作でもあります。
そのため急いで介助が行われることが多いようですが、それがかえって介助者の負担を大きくし、危険性が高くなってしまいます。
なぜなら介助を急ごうとした場合、介助を受ける患者様がちゃんと立ち上がらないうちに、力ずくで方向転換を介助しようとすることが多いからです。
患者様の中には、立ち上がった後、少し待つと、介助者が軽く支えるだけで足の向きを変えることができる方も見えます。
このちょっと待つということだけで介助を受ける患者様の能力を引き出し、介助者の負担を減らし、結果危険を少なくすることができるのです。

移乗動作(トランスファー) 介助のポイント③

移乗動作(トランスファー) 介助のポイント③
・介助を受ける患者様を抱き上げない
移乗動作の中で、介助者が介助を受ける患者様を立たせるとき、立たせようと抱き上げがちになります。
しかし、このやり方で患者様を立たせるのは大変です。
なぜなら、介助を受ける患者様は体を前に倒すことができず、立ち上がりの動作で大切な前方の体重移動ができないため、重心が後ろに残ってしまい立ち上がりにくくなります。
その結果、介助者は介助を受ける患者様のほぼ全体重を持ち上げなければならなくなり負担が大きくなってしまうからです。
同じように患者様を立ち上がらせる方法でも、介助者が前後に足を開き患者様を抱えた姿勢から後ろに重心を移動することで、介助を受ける患者様も前に重心移動が自然にできるようになるため立ち上がりやすくなります。
この方法なら立ち上がりがスムーズにできるだけでなく、介助者の負担もずっと軽くなるでしょう。

移乗動作(トランスファー) 介助のポイント②

移乗動作(トランスファー) 介助のポイント②
・移乗の準備
これから移乗動作を行うにあたっての準備をすることは大切なことです。
移乗動作を行う際、患者様の中には移乗の手順を覚えていない人や状況判断のできない人がお見えになります。
そういった患者様は、車椅子とベッドの位置が離れていたりブレーキをかけ忘れたままで移乗しようとします。
そのため、このような患者様には介助者の手助けが必要になってきます。
患者様の中には介助者が声をかけて誘導してあげるだけですむ場合もあります
片麻痺の患者様の場合は原則として麻痺のない側へ移乗します。
また、足首の関節に強い筋緊張があって床に足の裏をつくことができない患者様の場合は、下肢装具をつけることで安定して移乗をすることができます。覚えておきましょう。

移乗動作(トランスファー) 介助のポイント①

移乗動作(トランスファー) 介助のポイント①
移乗動作での介助では、まず介助を受ける患者様の能力を知ることが大切です。
そのために移乗動作の流れに沿ってどの動作が可能かをみます。
★評価するポイント
・正しくベッドに車椅子を近づけることができるか
・座った姿勢を保つことができるか
・立ち上がりができるか
・方向転換の動作ができるか
・座ることができるか
このように患者様の能力を評価することで、どの動作に援助する必要があるか、なにを患者様本人に任せることができるかを知ることができます。
これは、介助を受ける人の能力を十分に生かせるだけでなく、介助者自身の負担を減らすことにもつながります。

移乗動作(トランスファー) 注意する動作②

移乗動作(トランスファー) 注意する動作②
※ここでは車椅子からベッドへ移乗する方法について紹介します。
移乗動作の中には、ベッドや車椅子などの条件に影響されやすい動作があります。
それは、立ち上がり動作と方向転換の動作です。
立ち上がり動作を行う際、ベッドや車椅子の座る面は高い方が立ち上がりが楽になります。
しかしその反面、移乗先の座る面が高すぎると深く腰掛けることが難しくなるので注意が必要です。
手すりやベッド柵の位置、アームレスト(肘掛け)の形によって立ち上がりや方向転換がしやすくなる場合もあります。
また、車椅子のベッド側にあるアームレストやフットレストが取り外しできるとさらに安全に移乗動作を行うことができるので覚えておきましょう。

移乗動作(トランスファー) 注意する動作①

移乗動作(トランスファー) 注意する動作①
※ここでは車椅子からベッドへ移乗する方法について紹介します。
移乗動作の中には、体を方向転換させる動作があります。
方向転換とは、立った姿勢を保ちつつ、体の向きを変える動作です。
この方向転換は難しい動作でもあります。
この方向転換には、
・足を一歩ずつ踏み変える
・両足をついたまま手すりを使って体の向きを変える
などいくつかの方法があるのですが、
今紹介した方法はどちらも重心をつま先や片足に乗せます。
このときバランスを崩しやすいので方向転換は難しい動作なのです。
この難しい動作でも、バランスを崩さないように介助者が軽く助けることで安全に移乗が行えるようになります。


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