歩行訓練やマッサージも行っています。
2015 年 3 月 4 日 水曜日こんにちは。コーディネーターの片田です。
今回、利用者様の施術に同行しました。
今回の利用者様とは、すごく久し振りにお会いしました。
身の回りの物の位置などに、とてもこだわりをもってみえる利用者様です。
いつもお会いする方ではないため、不慣れなことが多く、何回かイライラさせてしまったかもしれません。
私自身もそうですが、何かにこだわりをもってみえる方は多いのではないでしょうか?
施術の様子
仰臥位にて四肢マッサージ、座位にて肩マッサージと下肢マッサージをおこないました。
その後、歩行訓練も行いました。
歩行について
加齢を重ねるにつれ、歩行のスピードは遅くなります。
歩行のスピードが遅くなる原因は、歩幅が小さくなることです。
歩幅を大きくするには、下記のような力を鍛えるトレーニングが必要となります。
1、体を支え、足を大きく蹴りだすための筋力
2、足を大きく前後に開くための柔軟性
3、片足で体を支える時間を長くするためのバランス能力
高齢者になると、上記のような力が低下してしまいます。
訪問マッサージでは、マッサージ・筋力訓練・歩行訓練などをおこなうことで、歩行に大切な力のトレーニングを行うことができます。
歩行に重要なポイント
普段何気なくおこなっている歩行には重要なポイントが3つあります。
この3つのポイントが1つでもかけると正しい姿勢で歩行ができなくなってしまいます。
ポイント1:正しい姿勢
ポイント2:体の捻り
ポイント3:足の動き
膝や腰が曲がった姿勢では足を高く上げることが難しいですし、体のひねりがなければ歩行をしているとすぐ疲れてしまいます。また、つま先を上げ、かかとで着地する動作は転倒を予防することにおいて重要となるのです。
良い姿勢とは?
背筋:目線は前方を真っ直ぐ向き、背筋を伸ばす
腹筋:おなかが潰れないようにする
おしりの筋肉(大臀筋):股関節を真っ直ぐ伸ばす
ふとももの筋肉(大腿四頭筋):膝関節を真っ直ぐ伸ばす
代表的な悪い姿勢
■猫背タイプ
・背筋や大腿四頭筋の筋力低下により、骨盤が後傾し、膝や腰が曲がった姿勢になる
・膝が曲がっているため、足を持ち上げるのに余分な筋力が必要になる
・腰が曲がり、おなかが潰れているため、呼吸がしづらい
■出腹(おなかを突き出している)タイプ
・腹筋の筋力低下により、骨盤が前傾している
・自分では姿勢が良いと思っていることが多い