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パーキンソン病の自宅ケアと治療のポイント

2014 年 9 月 20 日 土曜日

パーキンソン病に対する治療は、薬物療法が中心になります。

また、筋肉のこわばりや関節の拘縮予防のためにはリハビリを行っていくことが必要です。

しかし、薬を途中で飲むのをやめてしまったり、体を動かしにくくなることから外出など体を動かしたがらない患者様も多いようです。

それらは、病気の状態を悪化させる原因にもなります。

病気を進行させないためのケアや治療がとても大切なんです。

ここで、自宅でのケアや治療についてのポイントをいくつか紹介したいと思います。

自宅ケア・治療のポイント

①薬は欠かさないこと。
病院などから処方された薬はきちんと飲むようにしてください。
途中で服用をやめると体の状態を悪化させることもあります。
その他の科から処方された薬がある場合は、飲み合わせなどもありますので、医師と相談しましょう。

②体操をすること。
体の筋肉や関節のこわばりを防ぐためにもリハビリ体操をしましょう。
無理はしないように、疲れが残らない・出来る範囲で行いましょう。

③嚥下障害対策をすること。
食事の際、むせやすくなったり、体重が減るようなことがあったら、呑み込みのしやすい食事に移行しましょう。
また、食事の前の口腔外・口腔内マッサージを行うようにしましょう。

④外出をすること。
外出が少なくなると、病気の状態を悪化させることもあります。
散歩やデイサービスを利用し、積極的に外出をしていきましょう。
医療 福祉 イラスト
⑤リハビリをすること。
症状の緩和や筋肉・関節のこわばりを和らげるためにも、リハビリをしていきましょう。
通所リハビリを利用したり、訪問マッサージや訪問リハビリなどのサービスをおすすめします。

パーキンソン病を進行させないためにも、これらのケア・治療が大切ですよ。また自宅で日常生活を送るための環境づくりも大切となってきます。

パーキンソン病の特徴として、体の動きがこわばることやバランスがとりづらいことなどがあります。そのため、転倒などの事故が起こることも少なくありません。

ですから、安全な環境づくりをしていくことが大切なんです。

安全な生活環境を整えるためのポイント

① 段差をつくらない!
パーキンソン病の方は、小刻み歩行やすり足歩行になります。
小さな段差もつまづく原因になりますので、敷居の段差やじゅうたん、カーペットなどのめくれは失くしましょう。

② 段差が分かりやすいように!
段差でもどうしようもないところなどもあると思います。そういったところは、チェックをつけたり、色を変えて分かりやすいようにすることが大切です。

③ 手すりをつける!
バランスの不安定なパーキンソン病の方には、手すりがあることはとても助かります。廊下の壁や浴室、トイレなどに手すりを設置しましょう。

④ 部屋の整理
バランスが不安定のためまわりのものにつかまって歩く方もみえると思います。このときはつかまり歩きがしやすいように周りに置いてある机や台などの配置を変えていきましょう。

より住みよい生活環境に改善していきましょう!

リハビリがなぜよ良いのか?

パーキンソン病の患者さんは、意欲の低下や無動症状、姿勢反射障害のため健常者に比べて運動不足になりやすく、身体機能の低下が起こりやすいのです。

そのためパーキンソン病の治療に、身体機能を維持回復させるためのリハビリを日常生活に取り入れることが重要になります。

リハビリは、お薬の効果がある時に、無理をせず、自分の体の状態に合った運動から行い、徐々に回数や運動の種類を増やしていくとよいとされています。

椅子に座ってできる運動

パーキンソン病の方は、ふらつき症状が出やすいために転倒などの可能性が高くなります。まずは椅子に座った状態で運動をしてみましょう!

※椅子に座るときは、椅子に十分近づき、お尻を突き出すように体をできるだけ前にかがませてから、ゆっくりと腰をおろします。

①立ち上がり運動
・アゴをひき、体を前にかがめてゆっくり起き上がり、完全に立ち上がったら体を前にかがめてゆっくり座ります。
※はじめのうちは、机などに捕まりながら行うと安定します。

②体の前後屈運動
・椅子やベッドの端に背筋をできるだけ伸ばして座り、頭の後ろで両手を組み、体をゆっくり前後に曲げ伸ばしします。

③体の回旋運動
・椅子やベッドの端に背筋をできるだけ伸ばして座り、頭の後ろで両手を組み、体をゆっくり左右にひねります。

※②と③は無理に動かすのではなく、痛くない範囲で行ってください。

介護者必見!知っておきたい高齢者の感染症対策・ポイントとは!

2011 年 9 月 26 日 月曜日

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お年寄りの方は、若いころと比べて免疫力が低下しています。
つまり、感染症にかかりやすい状態であるため、それに対する予防を行っていくことが大切です。
では、どんなことに気をつけていけばいいのでしょうか?
具体的には、以下のことをしっかりと行いましょう。
<感染症対策>
①体を清潔に保つ
全身をはじめ、口腔内や陰部、その他汚れがたまりやすい場所は、定期的に手入れをし、いつも清潔にしておくことが大切です。
②管は清潔に
吸引器などの管を扱う場合は、手洗いをし、また器具は常に清潔な状態にしておくようにしてください。
③介護者の手洗い・うがい
お年寄りと接する介護者が清潔でなければいけませんよね。
こまめな手洗い・うがい、また食品を扱うときは必ず清潔にしましょう。
④お年寄りの方の体調管理
日頃から体調のチェックをしっかりと行うことが大切です。
また、食事による十分な栄養補給、睡眠をとって、抵抗力を保ちましょう。
⑤お医者さんにみてもらう
早期発見であれば、重症化する前に対応できます。
体調に変化がみられた場合は、なるべく早く医師の診察をうけましょう。
季節に関係なく、感染症は起こります。
毎日清潔を心がけ、無意識にこれらのことができるようにまずは意識して取り組んでいきましょう。

体調の変化をチェック!呼吸の測り方とポイント

2011 年 9 月 12 日 月曜日

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誰でも自分の体調がいつもと少し違うなと感じたことがあると思います。
そう、体調は毎日同じではありません。
特に高齢者の方では、ちょっとした変化にも注意が必要になります。
体調の変化にいち早く気がつくためにも、毎日決まった時間の体調チェックを行うようにしましょう。
今回は、呼吸の測り方とポイントについて紹介しますね。
起きているときの呼吸は、規則的に行われています。
しかし、眠っているときの呼吸は、不規則になりがちです。
起きているときも、眠っているときも観察しましょう。
また、眠っているときは、苦しそうでないかを見るようにします。
ただし、アゴを動かす時は、呼吸の妨げになる可能性がありますので注意してくださいね。
★呼吸の測り方・ポイン
①正常回数を知っておく。
正常な呼吸の数は、一分間に14回~20回といわれています。
それよりも少ない、また多い時は注意しましょう。
②胸の上下で測る。
脈の測定が終わったら、脈を測った手はそのままにし、胸が上下する数を数えます。
それが呼吸数になります。
③無呼吸の有無を確認する
不規則な呼吸の場合、呼吸をしていない時間がある可能性がありますのでチェックが必要です。
毎日測定し、健康なときの数値を把握しておくことが大切です。
その数値をもとに、変化が大きい場合、上昇・下降しているときは注意が必要ですよ。

体調の変化をチェック!脈の測り方とポイント

2011 年 9 月 5 日 月曜日

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「いつもと違うな?」と気がつくためには、普段の様子をよくみていることが大切。
毎日同じようでも、体調がまったく同じ日はありません。
体調の変化にいち早く気がつくためにも、毎日決まった時間の体調チェックを行うようにしましょう。
今回は、脈の測り方とポイントについて紹介しますね。
★脈の測定方法とポイント
まず、脈を測るときに診てほしいのは以下の3つです。
●数
●リズム・速さ
●強弱
ポイント
①回数の測り方
正常な脈拍数は、1分間に60回から80回と言われています。
脈が規則的・安定しているのであれば、15秒測り、その回数を4倍にして1分間の回数とします。
脈が不規則で不安定な場合は、1分間測るようにしましょう。
②測る部位
脈を測る部位はいくつかあります。測りやすい部位で測りましょう。
<脈のとれる部位>
・頸部
・鼡径部(そけいぶ)
・腕を曲げる部分
・手首
③測る指について
脈は、中指で測るようにします。軽く当てる、おくくらいのイメージで測りましょう。
しっかり測ろうとすると強く押さえがちになりますので注意してください。
毎日測定し、健康なときの数値を把握しておくことが大切です。
その数値をもとに、変化が大きい場合、上昇・下降しているときは注意が必要ですよ。

体調の変化をチェック!血圧の測り方とポイント

2011 年 8 月 29 日 月曜日

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体調は人それぞれ、毎日多少違ってくるものですよね。
少しの変化にも気がつけるよう日常の観察チェックが大切になります。
自宅で行えるチェックとしては、顔色や動作の他に、「体温・血圧・脈拍・呼吸」などがあります。
これらを毎日同じ時間帯に測ることで体調の変化を早く察知することができます。
今回は、血圧の測り方とポイントを紹介しますね。
★血圧測定のポイント
自動血圧計があれば、自宅でも簡単に血圧測定ができます。
市販されていますので、一つ用意しておくとよいでしょう。
①ベルトのしめつけ具合に注意。
基本的に上腕に直接ベルトを巻きますが、腕が締め付けられる場合、
薄手の衣服ならば上から巻いてもかまいません。
②心臓の高さで測る。
腕が低すぎたり、高すぎないよう注意しましょう。
③リラックスした状態で測る。
測る前に深呼吸をするなど、気持ちを落ち着かせます。
④測定時は安定した状態のときにする。
測定は食事、入浴、運動などの後は避けるようにし、状態が安定しているときに行いましょう。
毎日測定し、健康なときの数値を把握しておくことが大切です。
その数値をもとに、変化が大きい場合、上昇・下降しているときは注意が必要ですよ。

体調の変化をチェック!体温の測り方・ポイント

2011 年 8 月 22 日 月曜日

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高齢者の方の体調の変化をみる上で、日常の観察チェックが大切になります。
自宅で行えるチェックとしては、顔色や動作の他に、「体温・血圧・脈拍・呼吸」などがあります。
これらを毎日同じ時間帯に測ることで体調の変化を早く察知することができます。
今回は、体温を測りるときのポイントを紹介しますね。
★体温測定のポイント
①体温は定期的に測る。
毎日同じ時間に、定期的に体温を測るようにしましょう。
ただし、ちょっとでも体に変化がみられるようでしたら、すぐに測るようにしてください。
②高齢者の平熱の基準と変化。
若い人と比べて、高齢者の方の平熱は低くくなります。
また、朝よりも夕方の方が少し体温が高くなりますので覚えておきましょう。
朝いつもより1℃以上も高い場合は、発熱と考えてください。
③しっかりと肌に密着させる。
体温計を挟む部分の汗を拭きとり、しっかりと肌に密着させるように挟みましょう。
痩せている人の場合は、体温計の下にタオルを挟みこんで固定するといいです。
④お腹で測る。
体温をお腹で測る方法もあります。脇の下で測りにくい場合は試してみましょう。
⑤いつも同じ部位で測る。
毎日同じ部位で測ることで、日常の変化がわかります。同じ位置で測るようにしてください。
⑥測定は安定した状態のときに。
測定は食事、入浴、運動などの後は避けるようにし、状態が安定しているときに行いましょう。
毎日測定し、健康な時の数値を把握しておくことが大切です。
その数値をもとに、変化が大きい場合、上昇・下降しているときは注意が必要ですよ。

ここに注目!?便秘のサインに気が付くポイント!

2011 年 7 月 25 日 月曜日

年をとるにつれて、食事の量が減ったり、あまり運動をしなくなる人は多くみえると思います。
また、腸などの消化器系やお腹の筋肉など体の機能低下も加齢によって起こってきますね。
これらのことから、便秘になるお年寄りの方は増えているようです。
「ただの便秘だから、放っておいても大丈夫だろう」と考えてはいませんか?
放っておくと、腸閉塞になったり、食欲減退など様々な弊害が出てきてしまいます。
家族・介護者の方は、良くお年寄りの方を観察し、便秘かどうかをチェックすることが大切です。
便秘のチェック項目
□お腹が張っている。
□食欲がない。食事の量が減る。
□普段より歩き方、姿勢が前かがみになっている。
□イライラとしている。
□吐き気がみられる。

お年寄りの方がトイレに行くことで安心してしまいがちですが、
家族の方・介護者はこういった様子をいつもよく観察するようにし、便秘のサインが無いかをみていくことが重要です。

車椅子の選び方【折りたためるバックレスト】

2011 年 1 月 31 日 月曜日

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車椅子は足腰の弱ったお年寄りの方にとって大きな役割を果たす道具です。
外出などで車に乗せて移動することが多い方におすすめなのが
バックレスト(背もたれ)が折りたためて、全体が折りたためるタイプのものです。
車椅子というと大きいイメージが強いと思いますが、
このタイプは、大きな車椅子もコンパクトにすることができるため
場所を取らず、持ち運びにとても便利ですよ。
今では、持ち運びに便利な小さく折りたためる携帯用の車椅子もあるようです。
車椅子は移動するための道具であると同時に、一日の大半を過ごすスペースでもあります。
使用される本人の状態にあった車椅子を選ぶことが大切ですので、選ぶときは慎重に選ぶようにしましょうね。

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