関節リウマチ リハビリ
2014 年 11 月 18 日 火曜日関節リウマチとは?
関節リウマチとは、関節を主に病変とし、全身の支持組織を多発性におかす慢性の炎症性疾患のことをいいます。 進行すると、関節の破壊や変形が起こります。 女性に多く、20~50代に好発します。
原因
リウマチは「自己免疫疾患」といわれ、かかりやすい体質の人が何らかの原因によってリウマチを発症すると考えられています。 詳しい原因は不明ですが、細菌やウイルスの感染、過労やストレス、喫煙、出産や怪我などをきっかけに発症することがあるとされています。
症状
リウマチには症状が良く出る活動期とそうでない時期があります。活動期には全身に症状が出やすくなります。 微熱、体重減少、貧血、リンパ節の腫れなどのほか、目や口が乾く、息切れ、だるさ、疲れを感じることもあります。 1 関節症状・・・多発性・対称性に関節に炎症が生じます。初期症状には朝に関節がこわばるのが特徴で、進行すると関節痛、腫脹が起こり、さらに関節の破壊、変形、強直へと進行します。症状が悪化するとこわばりなどの時間が長くなります。 2 関節外症状・・皮下結節、肺線維症、間質性肺炎、胸膜炎、強膜炎、血管炎、虹彩毛様体炎、心膜炎、心筋炎など、多彩な症状が起こります。 3 合併症・・・・腎障害、心障害などが起こることがあります。
リハビリ
リハビリはADL(※ADLとは、日常生活動作の略で、起居、移動、食事、更衣、整容、トイレの各動作およびコミュニケーションから成る日常生活に最小限必要と考えられる動作のこと)の向上と変形の予防を目的に行います。 内容として温熱療法、関節可動域訓練、筋力維持と強化訓練を行います。 リウマチのリハビリで効果があるとされている「リウマチ体操」は運動療法の基本で、理学療法とあわせて、毎日行うことが大切です。 運動には、ストレスを解消し免疫力を高め、関節が拘縮するのを予防する効果があります。 無理のない範囲でからだを動かすことが大切です。 早期からのリハビリテーションの介入が回復を促進することが科学的に証明されています。 訪問マッサージでは、リウマチに対する運動療法もおこなっています。 関節リウマチのつらい症状でお困りの方、一度お気軽にご相談ください。