こんにちは。マッサージの太田です。
残すところ今年もあと半月になってしまいました。1年が過ぎるのはあっという間ですね。
ひまわりを利用されている利用者様には脳梗塞後遺症の方が多くいらっしゃいます。その中で今回は、脳梗塞後遺症による四肢麻痺、言語障害と認知症の利用者様の施術を紹介いたします。
いわゆる、脳血管性認知症の利用者様です。
脳血管性認知症とは?
脳の血管障害、脳梗塞や脳出血によって起こる認知症のことをいいます。
脳血管性認知症の方には、脳梗塞を多発した方が多く、脳血管性認知症の原因の7割~8割を占めると言われています。
突然の脳梗塞や脳出血が原因で突然認知症が発症する場合と、小さな脳血管障害を頻繁に起こしているうちに、徐々に認知症が進む場合があり、このどちらかにより症状の違いが出てきます。
また、血管障害をうけた脳の部位によっても症状に差があり、麻痺や言語障害もみられることも多くあります。
脳血管性認知症の症状にはいくつかの特徴があります。
まず第一に、症状が突然出現したり、階段状に悪化したり、変動したりすることがしばしばみられることです。
また、脳血管障害に罹患(りかん:病気にかかること)した経験があったり、高血圧、糖尿病、心疾患など脳血管障害の危険因子を持っていることが多いことも特徴です。
更に、歩行障害、手足の麻痺、ろれつが回りにくい、パーキンソン症状、転倒しやすい、排尿障害(頻尿、尿失禁など)、抑うつ、感情失禁(感情をコントロールできず、ちょっとしたことで泣いたり、怒ったりすること)、夜間せん妄(夜になると意識レベルが低下して別人のような言動をする)などの症状が早期からみられることも少なくありません。
実際の施術の様子
訪問マッサージを開始直後は緊張されてみえ、訓練に気分が乗らない日もありました。
「体を動かしたくない。何もやる気がしない。」とリハビリを拒否される利用者様も多くみえます。そんな利用者様たちには、「どのようなことなら楽しくやっていただけるだろう」と施術者は頭をひねり、いろいろと試行錯誤しながら施術に取り組んでいます。
3ヶ月ほど続けられた現在では緊張もすっかりなく、積極的に訓練もおこなってくださいます。
利用者さまとの信頼関係ができてからが、リハビリや治療の本番です。
この信頼関係づくりにもとても重要なポイントが隠されています。
両側臥位にて、体幹・四肢マッサージとROM訓練をおこないます。
利用当初より関節が柔らかくなってきたことにより、四肢のROM訓練も以前と比べるととても楽そうにおこなっていただけるようにまで改善されてきました。
「お身体の動きが良くなり、介助も楽になりました。」 とご家族の方やヘルパーさんよりお喜びの声もいただきました。
これからもっとお身体が自由に動かせるようにするために一緒に頑張っていきましょう!
わたし達が全力でサポートいたします!
リハビリが効果的な期間とは?
一般的に、リハビリは早いうちから始めた方が効果が高まるとされています。
リハビリを始めたばかりの方の中には「リハビリの効果があまり感じられない・・・」と悩まれる方も多くみえます。
リハビリの効果は、リハビリを始めてからおよそ3~6か月間で、リハビリをするほどその効果による機能の回復が実感できます。
ですから、リハビリやマッサージなどを利用し始めた時には、まずは3~6か月後を目標にしてみるとリハビリなども取り組みやすくなるのではないでしょうか?
認知症を予防しよう
認知症は、脳の神経細胞の働きの低下が原因となることが多くあります。
脳梗塞などの脳の神経細胞を侵害し、働きをていかさせてしまう疾患のほとんどが認知症の原因となります。
認知症の予防は認知症の原因となる病気の予防につながります。
脳血管性認知症は、脳血管障害のなかの脳梗塞が原因で起きる認知症です。脳の血管に血栓が出来ないように血流の改善をすることが重要となります。脳梗塞は日常の生活習慣と深いかかわりのある病気です。高血圧、糖尿病、高脂血症の三つが大きな原因となります。バランスのとれた食事、適度な運動を心がけていることが認知症予防に役立ちます。
また、体を温めて血行を良くする・積極的に人と交流することも大切です。
訪問マッサージひまわりでは、随時無料体験を行っています。
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このような方はぜひ一度無料体験を受けていただくことをおすすめします。
その際に詳細を説明することも可能です。
まずは、気軽な気持ちで電話やメールで問い合わせください。