構音障害の方との接し方・注意点とは
2011 年 5 月 10 日 火曜日言語障害は、脳梗塞の後遺症などで起こる症状の一つです。
言語障害には、「構音障害」と「失語症」の2つに分けられます。
その中でも、構音障害の方への接し方は特に注意が必要になります。
なぜなら、構音障害は、言葉を上手く発声したり、発音することはできないだけで、言葉自体の意味などは十分に理解しているからです。
接し方の注意点としては、以下のものがあります。
① 話をせかせたりしない。
② いい間違いなどを指摘しない
③ 伝わったふりをしない
④ 子ども扱いをしない
⑤ 言い直しをさせない
これらは、どれも話そうとする意志を尊重しない接し方です。
ただでさえ、自分の言いたいことが伝わらないことに、ストレスを感じているにも関わらず、こういった接し方をしては、不安と緊張がさらに高まり、人との関わりを避けるようになってしまいます。
構音障害の方との接し方では、話そうとする気持ち、その人の人格を尊重した接し方がとても大切になりますよ。