移乗も楽になる!!マッサージとROM訓練!!
2016 年 12 月 3 日 土曜日こんにちは。マッサージ師の太田です。
12月に入り寒い日も出てきましたがまだ暖かい日もあり意外と過ごしやすい冬の訪れですね。
東京では11月に雪が降りましたが岐阜はまだまだ初雪は先のようですね。
ですが日中と朝晩の気温差が一段と激しくなっているので気を付けてください。
今回の利用者様は、脳梗塞後遺症で、四肢関節が屈曲拘縮の方の施術の紹介をさせていただきます。
施術の様子
利用者様は意思表示も薄く、マッサージの時は車椅子からベッドに移ります。
最初は移乗の際いつも小刻みに震えてしがみついてはなさないご利用者様でしたが、マッサージを続けていくことで最近はそういう行動もなくスムーズに移乗が出来るようになりました。
少しではありますが拘縮した関節も可動域が広がってきています。関節も以前よりは柔らかくなっています。
拘縮予防や拘縮の進行のケアとしてのマッサージも最近は声がかかります。
何もしなければ益々関節が硬くなり動かなくなってきます。そう思うと、マッサージは必要性高いと思いました。
四肢のマッサージと下肢のROM訓練をおこないます。
念入りに硬くなってしまった筋肉をほぐして、注意深くROM訓練を行っていました。
そして、今日は、いつもほとんど見受けられない意思表示も、少しされました。
そうしたちょっとした変化を見逃さず、今より少しでも良い方向に向かうように施術をさせていただいています。
移乗が楽になるだけでも介護者にとっては有り難いですし、何よりもご本人様も負担が減る事が、私たちの喜びでもあります。
ROM訓練
ROM訓練とは、関節可動域の維持および増大が目的の、他動的ROM訓練(ROM訓練の原則)と、
筋力の増強等を目的とした、自動介助的ROM訓練の二つに分けられます。
(自動介護的ROM訓練の方は、自分の力で行なう自動訓練と、療法士や機械を使って行なう他動訓練があります。)
ROMとは、Range of motionの略で、関節可動域という意味です。
身体に障害を負い、また寝たきりになると、どうしても関節の動く範囲が狭くなり、関節可動域(ROM)が制限されてしまいます。
おもな原因は、筋の拘縮や、骨の病変、運動不足などにあります。(また、外傷や筋の麻痺などで二次的に起こる場合もあります。)
今後もお身体の状態が改善できるように一緒に頑張っていきましょう!
訪問マッサージひまわりでは無料体験を随時行っています。お体に気になるところがある方はぜひ一度お気軽に問い合わせください。