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‘転倒’ タグのついている投稿

転倒予防のための照明をつけよう!

2011 年 6 月 20 日 月曜日

高齢者の方は、若いころと比べて視力が低下しています。
暗い場所から明るい場所に移動する、または明るい場所から暗い場所に移動すると目が慣れるのに時間がかかりますよね。
私たちにも経験があると思います。
目が慣れてきたといっても、お年寄りの方は、若い人よりも暗いところのものは見えにくく、段差や足元の物などがわかりにくいことがあります。
そういったものにつまずいたり、すべったりして、転倒してしまうことも少なくありません。
良く見えないというのは不安で恐いものです。
そういったことを防ぐためにも足元を照らす「照明」を設置するようにしましょう。
照明を設置する場所として、
①玄関
靴の履き・脱ぎをしやすくする、段差を見えやすくするため。
②廊下
夜間のトイレなどで移動することがある場合は特に。
③階段
つまづく危険性の高い階段では、特に照明に気を配ってください。
などは特に必要でしょう。
転倒の危険性がある場所には、高齢者の方にとって見やすい明るさの照明をつけ、安全な住まいに変えていきましょう。

骨粗鬆症を予防しよう!転倒と寝たきりの関係

2011 年 4 月 7 日 木曜日

お年寄りの方の多くは骨粗鬆症になっていると考えられています。
骨粗鬆症とは、骨の量が減り、骨がもろくなることで骨折しやすく
なってしまう病気のことをいいます。
骨粗鬆症は、骨がスカスカな状態のため、ちょっとした衝撃でも骨
折してしまいます。
骨粗鬆症になると、背骨や腰の骨がつぶれて背が低くなったり、背
中が丸まってしまうといったことが起こります。
病気が進んでくると、転倒したり、手をついたり、軽く物にあたったりといったこ
とでも骨折してしまうこともあるんですよ!
お年寄りの方が骨折する原因の約8割が転倒によるものといわれています。
転倒し骨折してしまうと骨折の治療のため安静にしていなければならず、その間に、筋力が衰えて寝たきりになってしまいます。
骨粗鬆症の大きな原因としては、老化と閉経による女性ホルモンの
減少ですが、栄養不足、運動不足、生活習慣(喫煙)なども骨の状態
に深く関係しています。
そのため、骨粗鬆症にならない丈夫な骨を造るためには、
① 骨を造るのに必要なカルシウムを食事でしっかりと摂る
② 体を動かすことで骨は丈夫になるので、適度な運動をする
③ 喫煙は、カルシウムの吸収を妨げるので避ける
この3つがとても大切になります。
寝たきりを予防するためにも、骨を強くする生活を心がけましょう!

お年寄りの方の転倒予防

2010 年 12 月 20 日 月曜日

「お年寄り転倒予防」は、リハビリや日々の生活を営んでいく上で必ず考えなければいけないものです。
現在では、お年寄りの転倒によるダメージの大きさは広く知られるようになり、それに伴って手すりをつけたり段差をなくすなどのバリアフリーの考えや転倒予防の大切さも認識されてきています。
私たちリハビリスタッフや家族の方も、患者様が転倒しないように声をかけたりすることがあると思います。
しかし、この転倒予防の声かけや指導の仕方には注意が必要です。
あなたは、患者様に「転ばないように気をつけてね」と言葉だけで指導していませんか?
この言葉だけの指導は、返って患者様が転びやすくなってしまいます。
「?」と思われるかもしれませんが、それには理由は3つあります。
一つ目は、転ばないように注意しようと足元に目線が下がる
二つ目は、足元を見ようと上体が丸まる、前かがみになる
三つ目は、気をつけて進もうと小刻みな歩き方になる
これは、転びやすい危険な歩き方です。実際にやってみるとわかりますがとても歩きづらいです。
不思議なことに「転ばないでね」と声をかけると転びやすくなってしまうのです。
では、家族の方やリハビリスタッフはどのように声かけ・指導をすればいいのでしょうか?
それは、具体的に説明し、実演してみせることです。
「膝をしっかり上げて、大股でのっしのっし歩きましょうね」といいながら実際に実演した方が、患者様も「そうゆうふうに歩けばいいんだ」と理解しやすく、結果、転倒の危険性を大幅に下げることができます。
これは簡単なことなので、是非実践してみてください。

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