毎日のお食事が楽しくなりました!
2014 年 10 月 15 日 水曜日こんにちは。コーディネーターの片田です。
今回はギラン・バレー症候群の利用者様の施術に同行しました。
既存の患者様からのご紹介を経て、最近訪問マッサージを始められた利用者様です。
病院にてリハビリも頑張っていらっしゃいます。
「手足がなかなか思うようには動きません。」
「腰が痛いんです。この腰痛なんとかなりませんか?」
とのことでした。手指も少し拘縮気味です。腰はやや円背ぎみ(猫背)。
車いすでの生活が長いため、腰部の筋肉は緊張してカチカチになっています。
手も動かしにくいし、腰の痛みもあるので、お食事もとても細くなってしまっていたということをご家族さんからも伺っておりました。
腰痛になりやすい人とは?
①腰椎の前彎(腰のそり)が強くなっている人。
②腹筋と背筋の筋力が低下している人。
③背筋や下肢(足)の筋肉の柔軟性が低下して体が硬い人。
④腰を伸ばす筋肉の筋力が低下し、腰曲り傾向にある人。いわゆる猫背になっている人ですね。
施術とメニュー
今回の利用者様には、腰痛になりやすい人の②~③までが当てはまりますね。
体幹・四肢マッサージを両側臥位と仰臥位にておこないます。
ここで腰部のリハビリとして、お尻上げの運動や、骨盤を動かすようなリハビリを行います。
この単純そうな動きのリハビリがいいみたいです。実際、痛みがだいぶ楽になったんだそうです。
もちろん、動かしてはいけない関節を先生がしっかりと保持しながら、関節運動をおこなってもらっていました。あとで、先生にやり方を聞いて私も試してみたいと思います。
仰臥位で下肢のROM訓練とストレッチをおこないます。
座位では立ち上がりができるように、筋力トレーニングをおこなっています。
いつもハキハキと多少の辛さも、少しでも改善していきたい!という強い意志が、とても伝わりました。
今では外食も積極的に行くようになり、「自分専用のお箸で楽しんで食べれるようになりました。」「おいしく食べれる様になったよ!」とお喜びの声をいただきました。
自分で食事をとるということも、リハビリにはとても大切なことなんだと痛感しました。
この利用者さんも、食事がとれるようになったことで、だいぶ全身状態がよくなったそうです。
もっと楽しくお食事ができるように一緒にがんばっていきましょう!
わたし達が全力でサポートいたします!
※写真はイメージです。
骨粗鬆症が腰痛の原因に!
高齢者は加齢に伴い、筋肉や骨が弱り、体を支える力が衰えることで腰痛を発症します。
高齢者の腰痛は改善しにくいと言われ、寝たきりに発展するケースも少なくありません。
高齢者が腰痛になる原因として、様々な疾患がありますが、なかでも骨粗鬆症が多くみられます。
特に女性の場合は、ホルモンバランスの変化により男性より多くの方が骨粗鬆症を発症されています。
骨粗鬆症は、現在では女性だけでなく男性にも発症率が高まってきているので、女性だけでなく男性も骨粗鬆症の予防に気を付けなければなりませんね。
温めることで腰痛が緩和する?
寝たきりなどによる慢性的な腰痛では、腰を温めることで痛みが緩和されることが多くあります。
脊柱(背骨)の周りには神経や血管などが多く通ります。
温湿布などで温めることで血行を促進し、筋肉の緊張を和らげるのです。
腰痛は冷えるとさらに痛みが強くなることが多くあります。腰痛が気になるときは特に冷やさないように注意してください。腹巻などを使用しても効果的です。
自宅で簡単!温湿布の作り方!
①濡らしたタオルを絞り、喫茶店で出てくるおしぼりのようにくるくると丸めます。
②電子レンジに入れ、1分ほど温めます。
※温度はお好みで調節してください。加熱が終わった直後は熱くなっているのでやけどに十分注意してください。
③加熱後、電子レンジから取り出し、乾いたタオルでくるみます。
④腰の上に乗せて、腰を温めます。
※冷めてきたら再度温めなおすとよいでしょう!
※温湿布の上からバスタオルなどを乗せると冷めにくく、効果が持続します。