スタッフ様の介助もスムーズに?!岐阜市の訪問マッサージ・リハビリ!
2014 年 12 月 3 日 水曜日こんにちは。コーディネーターの片田です。
今回はパーキンソン病の利用者様の施術に同行しました。
訪問マッサージを始めて半年になられます。以前は、寝たきりに時間が多かったため、下肢の筋力が弱り、歩行が困難の利用者様です。
なぜ歩行困難になるのか?
パーキンソン病患者で歩行困難を経験する方の多くは、歩幅が小さくなり小股歩行になります。「前に出した片方の足のかかとが反対の足のつま先より後ろにある。 」といった状態です。
歩行困難は片手または両手の振りの欠如によることもあります。
腕の振りは、体のバランスの維持・足を前進させる補助の役目があります。
腕の振りの欠如は、腕の固縮(固まってしまう状態)や協調動作の欠如に原因となります。
協調動作というのは、足を動かすときには同時に腕を振るというような脳からの指示される動作の事を言います。
このような働きがパーキンソン病では失われることが多くあります。
小股歩行と腕の振りの欠如が同時に起こると、小股歩行だけの場合より歩行困難を悪化させることが多くなります。
パーキンソン病患者にみられる前傾姿勢も歩行困難を招く原因となります。
背骨は体を支える支柱であり、その周りにある腰からふとももにかけての筋肉が歩行に必要な力を生み出しているのです。
その背骨が曲がったり、前傾してしまうと、腰からふとももにかけての筋肉は力を失ってしまいます。
そうなることで筋力の低下を起こしてしまうのです。
筋力の低下により体を支えることができず、歩行することに不安感をおぼえ、怖くなってしまい、寝たきりの時間が多くなるということも少なくありません。
施術の様子
四肢のマッサージで筋肉をほぐし、下肢の力を付けるためにストレッチと筋力抵抗運動をおこなっています。
現在では、下肢の運動能力が改善傾向にあり、筋力抵抗運動でも力強く行なえるようにまで回復されています。
歩行訓練を一生懸命されるお姿を見て、補助する私まで手に力が入ってしまいました。
スタッフの方により「足の動きが随分よくなり、介助も楽になりました。」とお喜びの声をいただきました。
他にもこんな声が届いています。
これからも歩行が楽にできるようになるために一緒にがんばっていきましょう!
わたし達が全力でサポートいたします!
※写真はイメージです。