パーキンソン病の利用者様へのマッサージ・リハビリ!
2015 年 5 月 28 日 木曜日こんにちは。
今回は、パーキンソン病による運動障害及び廃用性の筋力低下により歩行が困難な利用者様の施術に同行しました。
パーキンソン病とは?
パーキンソン病は、脳が出す運動の指令が筋肉にうまく伝わらず、なめらかな動作ができなくなってしまう病気です
難しそうな病名ですが、ジェームズ・パーキンソン医師が初めて報告したので、それにちなんでつけられたび病名です。
体が思うように動かないことから、何事にも消極的になってしまいがちです。
体を動かさないでいると、筋肉や関節がますます動かなくなり、気持ちも沈みがちになってしまいます。
運動機能の低下を防ぐためにマッサージは効果があります。
パーキンソン病の主な症状
・手足がふるえる(振戦)
・筋肉がこわばる(筋固縮)
・動きが遅い(無動)
・バランスがとりづらい(姿勢反射障害)
施術の様子
四肢のマッサージや胸鎖乳突筋のマッサージ及びストレッチ。
臀部のマッサージ、膝関節の自動抵抗運動を行っています。
ご本人様の『歩きたい…立ちたい…』と思う強い気持ちに少しでもお役に立ちたいと思っております。
この患者様は四肢の関節拘縮改善が必要ですが、
あえて今は頚椎前屈姿勢の改善の為、胸鎖乳突筋筋緊張をほぐすと共に頚部~肩上部にかけてマッサージやストレッチを行っています。
その時その時の患者様の状態を考えて施術を行っております。
ご家族様も『週2~3回のマッサージはありがたい』『笑顔が増えた』と喜んで下さっています。
私達、訪問マッサージはマッサージや治療以外のお話もしたりと、
患者様とのコミュニケーションを大事にして心のケアにもなれるようにサポートさせていただいおります。
普段と変わらない日常生活を!
パーキンソン病だからといって、普段の生活を変える必要はありません。
今まで通りの生活を送ることで、身体機能の衰えを防ぐこともできますし、外出などをすることにより、気分の落ち込みも防ぐことができます。