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‘リハビリの方法・予防’ カテゴリーのアーカイブ

動ける今から対策を!!寝たきり予防の効果的な訪問マッサージ・リハビリとは!?

2015 年 3 月 28 日 土曜日

寝たきりは作られる?!

脳梗塞や転倒による骨折などで寝たきりとなり、ベッドでの生活が中心となってくると、筋力の低下関節の硬縮が起こってきます。特に足腰の筋力低下や関節の拘縮は、思っている以上に早く進行していきます。

「今はまだなんとか歩行もできるからリハビリはもう少し落ち着いてからでも大丈夫」という方が、数週間後にはベッドから起きられなくなってしまったというケースも少なくありません。

寝たきりの方では、膝や股関節が曲がったまま固まってしまうことが多くみられるため、いざ起き上がりや歩行の訓練をする際にはまず関節拘縮の改善のための長期間のリハビリが必要となります。

そのような状態を防ぐために早期のリハビリ開始がとても大切なのです。

訪問マッサージが寝たきりを防ぐ

訪問マッサージひまわりでは、寝たきりで動かさなくなり固くなってしまった筋肉をマッサージでほぐし、関節の拘縮に対しては関節可動域訓練を、筋力が衰えてきている方には筋力強化訓練、歩行訓練など利用者様の状態に合わせてマッサージ・リハビリを行っております。膝マッサージ.JPG
マッサージや関節可動域訓練などはベッドで横になったままでも可能ですので、利用者様の負担とならない姿勢でマッサージをお受けいただけます。全身まっサー時.JPG
写真の方は、家の中でならつかまりながら歩行が可能という利用者様です。

転倒を予防するため、仰臥位にて施術者が関節を動かす他動運動で関節可動域訓練を行い、そのあと利用者様が施術者に支えられながらご自身の力で足の屈伸運動を行う筋力強化訓練を行っている様子です。

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利用者様の声

ご家族様より「訪問マッサージひまわりを始めてから、一日に起きる回数や起きている時間が多くなりました」お喜びの声をいただいております。

本人様からも「本当に気持ちがいいです」と満足していただけているようです。

筋緊張や関節拘縮の予防・改善、また精神的ケア及びリラクゼーションを目的にマッサージ・リハビリのご利用をお考えの方は一度訪問マッサージひまわりへご相談ください。

無料体験も随時実施中です!

★こんな方には無料体験がおススメ!
●リハビリマッサージなどのサービスを受けようか悩んでいる
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その他、ご不明な点、ご質問などございましたらお気軽にご相談くださいませ。
058-234-1386

高齢者の骨折 

2015 年 3 月 20 日 金曜日

高齢者のほとんどは「骨粗鬆症」になっており、それが原因で骨折しやすくなっています。

骨粗鬆症とは、骨がもろくなり、骨折しやすい状態になる病気のことです。

高齢者の骨折は、若い人の骨折と違い、後遺症が残りやすく、その後の日常生活に支障をきたすことも少なくありません。

また、寝たきりになる原因でもあり、第一位の「脳卒中」に次いで「骨粗鬆症」は第二位となっています。
骨粗鬆症でなぜ寝たきりになるのかというと、骨折を治療するため安静にしなければならないので、その間に全身の筋力が落ち、寝たきりになってしまうからです。

しかし、骨折をしても必ずしも寝たきりになるわけではありません。「きちんとした治療とリハビリ」を行うこと。また、本人と家族の前向きな気持ちがあれば骨折したとしても寝たきりになる確率をぐっと下げることができます。

あきらめないで、治療とリハビリを続けていくことが大切です。

でも、まずは、骨粗鬆症の予防をし、骨折をしないことが大切ですね。

骨粗鬆症の予防としては、運動することがあげられます。
なぜなら、運動をすることで、骨は刺激を受け丈夫になるからです。

具体的な運動の方法としては「散歩」をおすすめします。
1日30分、距離にして約2キロメートルを毎日歩くようにしましょう。
毎日続けることで、骨は確実に丈夫になっていきますよ。

高齢者の骨折の特徴

一般健常者が骨折してしまったときには、交通事故などの強い外力を受けて周りの筋肉が傷ついたり、折れた骨が大きくずれたりすることにより、患部の強い痛みや腫れにより骨折した部位がはっきりわかるような症状が現れます。
しかし、高齢者の場合は違います!

わずかな外力でも骨折してしまうため、骨折した部分がズレることが少ないことも多く、骨折部の症状が軽度のために、受傷直後は強い痛みを感じないことも多くあるのです。

そのため骨折していることに気付かないまま、いつも通り生活し、骨折部のズレが大きくなってから病院にかかることも多いため、診断や治療が遅れることも少なくありません。

骨折しないためには

お年寄りの方が骨折する原因の約8割が転倒によるものです。

転倒するきっかけとしては、つまずいたり、滑るなどがあります。
例えば、敷居の段差や布団、座布団につまずいたり、床に置いてあった新聞・広告・チラシやお風呂場などですべったりがあります。
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まず、そうならないためにも自宅では段差や障害物をなくすことが大切です。

また、お年寄りの方は加齢によって足腰が弱り始めているので、歩いたり、またいだり、登るために足腰を鍛えることも必要になります。

太ももの筋肉(大腿四頭筋)を鍛えることで、膝が安定し、階段などの移動が楽になります。

また、ふくらはぎの筋肉(下腿三頭筋)を鍛えることによって、つまずきにくくなります。

「散歩」は毎日続けることで、筋肉を鍛えられるだけでなく、お年寄りの方に多い骨粗鬆症の予防にもなります。

このように転倒で骨折しないように予防をしていくことが大切です。

「寝たきり」の原因と防ぐ方法とは?

2015 年 1 月 30 日 金曜日

日本人が寝たきりになる原因は様々ありますが、もっとも多い原因は「脳血管疾患」であることが分かっています。

他にも、「認知症」「骨折・転倒」などがあります。

「脳血管疾患」には、脳の血管が破れて起こる「脳出血」「くも膜下出血」、脳の血管が詰まってしまう「脳梗塞」などがあります。

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脳は神経細胞の集まりです。部位によって役割が決まっており、ここで血管に異常が起きると今まで司っていた機能が失われてしまうことが多くなります

体が思うように動かせなくなったり、「寝たきり」になってしまうのはこのためなのです。

「脳血管疾患」は、その部位や再発の危険性などから予後があまり良くない場合があるため、重い後遺症で「寝たきり」になってしまうとご本人はもちろんのこと、ご家族様など周りの人にとってとても大きな負担になります。

そこで「寝たきり」に防ぐためにとても大切なリハビリがあります。それは、「座る」ということです。

「座る」というリハビリを行うとつぎのような効果があるのです。

まず座ることで、身体を支える筋肉を使うため、身体が強くなり、筋肉・関節が固くなるのを防ぎます
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また、寝たきりのためいつも同じ天井ばかりを見ていた単調な生活が、座ることで見える景色が一変し、世界が広がります

座った姿勢を保てたら、車椅子に乗って外出もできます

さらに、車椅子に乗れたら、いろんな所に出かけて様々な人との出会いや季節の移り変わりを感じることができ、また寝たきりで食事の時だけベッドを起こしていたときとは違い、他の人と一緒に食事ができます

そうなれば自然と会話をする機会も多くなり、いろんな人とコミュニケーションをとれて生活が楽しくなります

ほかにも血圧の調節機能を改善して、起立性低血圧の予防になりますし、体のバランスを改善して、立ったり歩いたりのリハビリにもつながります

「座る」リハビリを行うことで寝たきりを予防でき、また座ることができれば寝たきりの時よりもずっと多くのことができるようになります

そうなれば、生きる意欲を取り戻し、表情が生き生きとしてきて、再び人生を楽しむことができるのではないでしょうか。

寝たきりはつくられる

高齢者の方の場合、怪我や病気になると「危ないから・・・」などの理由でつい家族や周囲の人が世話を焼きすぎてしまうことが多くあります。

そうなると、「いろいろ世話をしてもらえるから」と周囲への依存心が強くなり、結果として寝たきりになってしまうのです。

また、過度に安静にしすぎてしまうと、身体機能が低下してしまいます。そうなると、筋力の低下などが原因で寝たきりになってしまいます。

これらを防ぐために、怪我や病気がある程度回復したら、なるべく早く起き上がるようにし、少しでも体を動かすことが大切です。

また、ご家族の方も高齢者が自立して生活を送れるようにするために、世話を焼きすぎず、少し支えるなど自立の支援にとどめましょう。

拘縮予防のリハビリ方法を紹介!「膝・股関節」

2015 年 1 月 23 日 金曜日

脳梗塞の後遺症や、大腿骨頸部骨折などが原因で寝たきりになってしまわれる方が多くみえます。

寝たきりになられた方の中には、膝が曲がり、股関節の拘縮が強く開きにくい方も見えます。

関節は「3週間動かさないと拘縮になる」と言われています。

固くなった関節を元に戻すことは大変です。

そうなる前の予防、また固くなった関節を柔らかくしていくことが大切です

今回は、介護者ができる膝・股関節のリハビリを紹介したいと思います。

★膝、股関節のリハビリ方法

リハビリを受ける本人さんは、仰向けで寝ていただきます。
リハビリは方一方の脚ずつ行います。

① 介護者はリハビリを行う足の外側に座ります。
② 片方の手で膝の裏を支え、もう一方の手で足の裏(かかと)を持ちます。
③ ゆっくりと膝を曲げていきます。足の裏を押して十分に十分に曲げます。
④ 数秒間その状態で止めます。
⑤ ゆっくりと膝を伸ばしていきます。
反対側も同様に行います。
片方10回を目安にしましょう。

★拘縮が強い場合の股関節リハビリ方法

本人様には仰向けに寝ていただきましょう。

介護者は本人様の下肢側に座ります。
※介護者は本人様の両足を揃え、自分の足の間に入れます。

自分の脚で本人様の脚を両側から挟むイメージです。
① 本人様の両膝の間にクッションを挟みます。
② 介護者は、右手を本人様の右膝の内側へ、左手を本人様の左側の内側におきます。
※介護者の手が交差する形になります。
③ 両手で膝を押していき、少しずつ膝を広げていきます。

★注意点

膝を広げる際、扉を開くように手を交差させない開き方をすると、力が入りにくい上、力加減が難しいのでやめましょう。

★ポイント

ゆっくりと時間をかけて行っていくことです。
固くなった関節を動かしますので、ある程度の痛みは伴うこともありますが、痛みが出たら無理をしないようにしましょう。

また、1度にたくさん行うと疲れがでたりしてよくありません。

それよりも短い時間で毎日続けていくことの方が有効です。

拘縮が改善されていけば、日常生活動作もスムーズになり、体全体の運動量が増えてきます

拘縮のリハビリを行うことで、体全体の機能回復にも効果が出るのです!

リハビリは、本人さんが痛がらない範囲で、ゆっくりと、そして毎日行うことがポイントになります。

自力でできるリハビリ 片麻痺の方の立ち上がり訓練法

2015 年 1 月 16 日 金曜日

関節の拘縮予防や筋力強化、全身機能の回復を目的としてリハビリを行うことはとても大切です。

起立の基本動作

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座位の保持ができないと、立位時にバランスが取れず、起立訓練は危険を伴うため行うことはできません。

座位の保持ができない場合は、まず座位の保持訓練からおこないます。

座位は、意識障害や全身の状態が良好なときから早期に始めると良いとされています。

座位の保持時間は、いきなり長時間は行わず、5分・15分・30分と短時間ごとに行うようにします。最大で30分座位の保持ができるようになったら立ち上がりの訓練を開始します。

立ち上がり訓練

準備:イスやベッドサイドに座り、正面に向かい合うようにイスやテーブルを用意します。

①座った姿勢で、まず両手を体の前で組みます。
②組んだ両手を正面に置いたイスの座面またはテーブルについて、腰をあげます。
※手を組めない人は麻痺のない側の手を座面について腰をあげます。

正面に椅子やテーブルがあることで前方への転倒を防ぐことができます。

椅子やテーブルでなく、介助者が患者さんの正面に立ち、手をとって行うこともできます。この場合は、介助者が引っ張って立ち上がらせるのではなく患者さん自身の力で立ち上がるようにし、あくまでも手をとるだけにとどめます。

この訓練によって足腰、太ももの筋肉を鍛えることができます。

立ち上がり訓練の利点

①下肢に対する筋力強化訓練にもなる
②バランスの訓練も併せて行える
③全身の体力回復訓練にもなる
④歩行や移乗動作に直結しているので、歩行訓練などに進みやすい
⑤失敗がほとんどないため、モチベーションが上がりやすい
⑥介助なくおこなえる。または介助が最小限で済むことが多い
⑦前方で体を支えるため、前方に倒れる恐怖感がなく訓練しやすい

ポイント

一度にたくさん行うよりも毎日少しずつ行うようにしましょう。

リハビリはゆっくりと行い、疲れが残らない程度にするのがポイントです。

準備も簡単で気軽に行うことができるリハビリですので是非実践してみてください。

このような訓練は訪問マッサージでもおこなっています。マッサージと訓練を合わせて行うことで、体にかかる負担を軽減することもできます。

寝たきりや車いすでも生活でお困りの方、一度お気軽にご相談ください。

利用者様とスタッフ様もお喜びに?!岐阜市の訪問マッサージ・リハビリ!

2014 年 12 月 12 日 金曜日

こんにちは。コーディネーターの片田です。

今回はパーキンソン病の利用者様の施術に同行しました。

パーキンソン病とは?

パーキンソン病とは、脳が筋肉に出す運動の指令がうまく伝わらず、体がスムーズに動けなくなる病気です。
日本人の約1000人に1人が発症すると言われており、50~60歳代に多い病気です。高齢者に多い病気ですが、若年者でも発症することも少なくありません。

症状

パーキンソン病には主に4つの特徴的な症状があります。

1、振戦(手足が振るえる):この症状で病気に気付くことが多いとされています。体の左右に症状が見られますが、どちらか片側に症状が強くあらわれます。
この振戦は、何もしていないときに目立ち、何かしようとすると止まるという特徴があります。

2、筋固縮(筋肉がこわばる):患者さん自身が日常生活で気づくことはほとんどありません。症状が進行するにつれ、動作がぎこちなくなる歩くときに手の振りが悪くなったり足を引きずる手足がしびれるといった症状が出てきます。

3、無動(動きが遅くなる):動きが遅くなり動くまでに時間がかかる細かい動作がしづらくなる無意識でやっていたこと(まばたき)などが少なくなるといった症状が出ます。
そのため、顔の表情が乏しくなる、寝返りがうてない、速く歩けない、文字を書くとだんだん字が小さくなるといったことが起きます。

4、姿勢反射障害(バランスがとりづらくなる):立つと前かがみの姿勢になる歩くときに小股になる軽く押されただけでも転んでしまうといった症状が出ます。
そのため、なかなか歩き出せない、転びやすくなる、歩いていると小走りになり止まれないといったことがおきます。

※これらの症状は、すべての患者さんにみられるとは限りません。病気の程度によって異なるので注意が必要です。

施術の様子

現在、利用者様は施設に入所されています。
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四肢のマッサージストレッチで筋肉や関節を柔らかくしたあと、下肢の筋力抵抗運動で下肢の筋力を維持・強化をしていきます。

利用者様も積極的に訓練に励まれています。

パーキンソン病を患っている患者さんは、体を思うように動かせないことから、何事にも消極的になりがちなってしまいます。しかし、体を動かさないでいると、筋肉や関節はますます動かなくなり寝たきりとなってしまうことも少なくありません。

パーキンソン病だからといって日常生活を変える必要はありません。できるだけ今まで通りの生活をおこなうこともリハビリになります。

さらに、訪問マッサージなどでリハビリやマッサージを行うことで身体機能の低下を防ぐことができます。また、体を動かすことで生活にメリハリができ、前向きな気持ちにもなります。

スタッフ様より「最初は立ち上がる事がしんどかったんです。今は歩行器を使って歩けるようになりました。」とお喜びの声をいただきました。

他にもこんな声が届いています!

歩行器無しで歩行ができるようになるために一緒にがんばっていきましょう!

私達が全力でサポートします。

もう一度歩けるようになるために!岐阜市の訪問マッサージ・リハビリ!

2014 年 12 月 5 日 金曜日

こんにちは。コーディネーターの片田です。

今回は脳出血後遺症で歩行が困難となったご利用者様の施術に同行しました。

歩行困難となって3ヶ月ほどになるそうです。

脳出血による歩行困難

脳出血を発症された方は様々な後遺症が起こる可能性があります。
その中には「運動の障害」があります。
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脳出血の後遺症の中でも代表的な症状が運動の障害の「片麻痺」です。
運動にかかわる神経が妨げられて片方の手足に麻痺が起こる状態です。
この麻痺は、損傷を受けた脳とは左右逆側の手足に出てきます。

麻痺の程度は、軽度のものから重度のものまで様々です。また損傷を受けた脳の場所ににより症状も異なります。

軽度の麻痺であれば、治療やリハビリにより麻痺が完治したりや機能的な問題がなくなる場合も多くあります。

しかし、治療やリハビリが遅れてしまい麻痺が完全に回復しない場合もあります。その場合、歩くときに杖や歩行器を使用したり、筋力を維持するための装具を使用したり、移動に車いすを使用する場合も少なくありません。

脳出血などの治療やリハビリは時間との勝負です。歩行困難にならないためにも早期の治療やリハビリを行いましょう。

施術の様子

ご家族様より「足の筋肉のあるうちにリハビリしてまた立って欲しい」という願いから訪問マッサージをご利用になられたそうです。

四肢マッサージで筋肉を揉みほぐし、開脚運動、座位でつま先とかかとの足上げ足踏み運動など、下肢のトレーニングを中心に施術をおこなっています。

利用者様もまた歩けるようにと積極的に訓練に励まれています。

現在では、ご利用開始から1ヶ月ほどでつかまり立ちまで出来るように回復されています。

これにはご利用者様やご家族様も大変喜ばれています。

「また自分で歩けるようになれる。」とお喜びの声をいただきました。

他にもこんな声が届いています!

今後もご自身の力で歩けるようになるために一緒に頑張っていきましょう!

わたし達が全力でサポートいたします!
※写真はイメージです。

自分でできるリハビリの方法

2014 年 10 月 8 日 水曜日

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リハビリは、体の機能維持や回復のためにも大切です。
自力でリハビリができる方に関しては、少しでも取り組むようにするといいでしょう。

今回は、自力で行える「指」のリハビリ方法を紹介したいと思います。

指が自由に使えないことで、ボタンがかえない・物が握れないなど様々な障害が出てきてしまいます。

このような障害により、何をするにもやる気が出ず、リハビリだけでなく日常生活にも意欲が低下してしまう方も多くみえます。

楽しい毎日を過ごすために、まずは根気強くリハビリを頑張ってしましょう!

指の間開くリハビリ方法

① 麻痺側の手(指全体を包むように)と指の間に、健側の手の親指を差し込みます。
② 差し込んだ親指とその他4指で、麻痺側の親指以外の指を握り、ゆっくりと開いていきます。
無理をしても筋肉や関節を痛めてしまいますので、できるところまでで十分です。

指の間を広げるリハビリ方法

① 麻痺側の手(指全体を包むように)と指の間に、健側の手の4指を差し込みます。
② 差し込んだ4指で麻痺側の指と手の平の間を開いていきます。
③ 麻痺側の手と指が開いてきたら、健側の4指を麻痺側の4指の間にそれぞれ入れ、指を組みます。
※ 麻痺側の親指が一番上にくるように組みましょう。

ポイント

短い時間で毎日続けていくことが有効です。
長い時間リハビリをしても、いきなり可動域が広がったり、動きがよくなったりはしません。
リハビリは、本人さんが痛がらない範囲で、ゆっくりと、そして毎日行っていきましょう。
特にお風呂の後などは、筋肉が緩んでいますので、スムーズにリハビリができますのでおすすめですよ。

自力で行える「椅子やベッドを利用した指を開く」リハビリ方法

軽度の障害、拘縮の方では、自力だけでなく周囲のものをリハビリに利用するとよいでしょう。

椅子を利用する
① 麻痺側の手の平を椅子に押しつけ、反対の手を上から重ねます。
② 腰を上げ、体重を前(手の平)にかけます。

ベッドを利用する
① 麻痺側の肘を反対の手で押さえ、麻痺側の手の平をベッドに逆向きに押しつける
② 麻痺側の手の平に体重をかけます。

ポイント

勢いをつけて体重をかけたりしないでください。筋肉や関節を痛める可能性があります。
ゆっくりと行いましょう。手首やひじの関節を伸ばす効果もありますので、毎日少しずつ取り組んでいきましょう。

変形性膝関節症のリハビリ方法とは!?

2014 年 10 月 6 日 月曜日

高齢者の方が悩む膝の痛みの多くは、「変形性膝関節症」と言われています。

この変形性膝関節症に対しては、膝にかかる負担を減らすことが重要になります。
そして、リハビリをしていくことも必要です。

リハビリとして、膝や腰、股関節の周りの筋肉を鍛えることが大切です。
なぜなら、歩行の際などにふらつきがあると、膝への負担が増してしまうからです。
このふらつきを防ぐためにも筋トレをしていきましょう。

ここで、リハビリの方法を紹介します。
(リハビリを行う前に一度、専門のリハビリスタッフや主治医の先生と相談しましょう。)

リハビリの方法

①床に上向きで寝ます。
②両膝を曲げ、膝を立てます。
③片一方の脚の膝から先を伸ばし3~5秒止めます。
できたら反対側も行います。
左右それぞれ10回を目安に行ってください。
※ 重りを足首につけることでより強度の高いリハビリになります。症状・状態に合わせて使いましょう。重りの目安は500g~2㎏です。

このリハビリによって、太もも(大腿部)を鍛えることができます。
※痛みがでるようであれば、ただちに中止してください。

変形性膝関節症は、膝の関節の酷使(使い過ぎ)や老化によって関節の組織が壊れてしまうことによって起こります。
この変形性膝関節症に対しては、膝にかかる負担を軽くすることが大切です。

負担を減らす方法

① 正座をしない
② 和式トイレから洋式トイレにする
③ 体重を減らす
④ 膝や腰周りの筋肉を鍛える
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また、膝に痛みがでるような動作は控えましょう。

膝の負担を軽くする方法にはいくつかあります。

例えば、「立ち上がりの動作の工夫」です。

椅子に座っている状態から立ち上がるときに、その場で立ち上がろうとすると膝にはかなりの負担がかかっています。

膝の負担を減らすには、お辞儀をしながら立ち上がるようにしましょう。

前に体重を移動させることで、お尻を浮かしてから立ち上がる方法になります。

この立ち上がりの方法に変えただけでも、痛みが楽になった方もみえるようです。

日常生活の中での動作を工夫して行くことが大切なんですよ!

拘縮予防のリハビリ 「手首」「肘関節」

2014 年 6 月 6 日 金曜日

関節は使わないとどんどん固くなっていきます。 固くなった関節を元に戻すことは大変です。 そうなる前の予防、また固くなった関節を柔らかくしていくことが大切です。 AT131_L.jpg 今回は、自力・介護者ができる手首と肘関節のリハビリ方法を紹介したいと思います。

★手首のリハビリ方法

<自力> このリハビリは、ベッドで寝ているときや座った姿勢でも行うことができます。 ① 胸の上で両手の指を組みます。 ※1、麻痺側の手の親指が一番上にくるように指を組んでください。 ※2、座っている場合は、体(胸)の前で組みます。 ② 手首を左右に動かします。 麻痺が軽度またはない方でも、関節の柔軟性を保っておくために効果的なリハビリです。 <介護> 本人様には仰向けに寝ていただきましょう。 ① 麻痺側の手首を片方の手でしっかりと握ります。 ※ 本人様の手の甲が介護者に向くようにします。 ② 介護者はもう一方の手の指を、本人様の手のひらの間に差し入れます。 ③ 差し入れた指を手前に反し、手のひらを広げるようにします。 <拘縮が強い場合> 拘縮が強い場合は、前腕(肘より手首側)の筋肉をマッサージしてから行うと、動きがよくなりリハビリがしやすくなります。 無理は禁物ですので、注意しながらリハビリを行ってください。 本人さんが痛がらない範囲で、ゆっくりと行うことがポイントです。 リハビリは、毎日の積み重ねが大切ですので、積極的に取り組んでみてくださいね。

★肘のリハビリ方法

本人様には仰向けに寝ていただきましょう。 介護者は麻痺側に立ち、本人様と向かい合うようにします。 リハビリ1 ① 本人様側の方の手で肘を支え、もう一方の手で手首を包むように持ちます。 ② 手首を持っている手を内側へ回し、元に戻します。 リハビリ2 ① 本人様側の方の手で肘を支え、もう一方の手で手首を持ちます。 ② 肘を支えながら、手首を持っている手を押し、本人様の腕を曲げます。 ③ 肘を支えながら、手首を持っている手を引き、本人様の腕を伸ばします。 十分に伸びたところで、元の位置に戻します。

★ポイント

ゆっくりと時間をかけて行っていくことです。 固くなった関節を動かしますので、ある程度の痛みは伴うこともありますが、 痛みが出たら無理な曲げ、引っ張りはしないようにしましょう。 本人さんが痛がらない範囲で、ゆっくりと行うことがポイントですよ。

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